餓死寸前の父を置いて脱北、人身売買の犠牲に

国際アムネスティは、イギリスで北朝鮮人権活動を行っている脱北者パク・チヒョンさんの脱北の過程を描いた動画を6日、公開した。

「The other interview」と題された動画ではパクさんが経験した北朝鮮への強制送還、人身売買などが描かれており、Youtubeと国際アムネスティのホームページで公開されている。

パクさんは飢饉で餓死寸前の父に促されて脱北し、中国人に5000元(約9万4000円)で売られて虐待された。息子を出産したが、後に中国公安に摘発された時に生き別れになった。

パクさんは清津の労働鍛錬隊に送られ強制労働や虐待に苦しめられた。出所後に再度脱北し息子と再会できたが、まともな食事も与えられず虐待されていた。パクさんは息子を連れてモンゴル国境を越えてイギリスへと向かった。

パクさんはイギリスに落ち着いてから、オランダの北朝鮮人権団体、EUの北朝鮮の人権に関する講師として活動し、イギリス議会などでも北朝鮮の人権について証言を行っている。

国際アムネスティイギリス支部のケリー・モスコジウリ局長は米政府系のラジオ・フリー・アジア(RFA)とのインタビューで次のように答えている。

「ありとあらゆる人権蹂躙が行われている北朝鮮からかろうじて脱出した人々を北朝鮮に送り返す行為が行われている。多くの人々はこの事実を知らない。北朝鮮の人権への国際社会の関心を高めるためにこの動画を制作した」