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アメリカのオバマ次期大統領が、北朝鮮が核を廃棄するように、インセンティブと圧力を並行する外交政策を講じるという。

オバマ次期大統領の政権移行チームは18日に公式ホームページ(www.change.gov)で、オバマ次期大統領とバイデン次期副大統領の選挙公約を再整理した国政運営の内容、「オバマ−バイデンプラン」を発表した。

北朝鮮とイランの核兵器プログラムを廃棄させるために、自由で直接的な外交を展開するという。北朝鮮の核兵器プログラムを完全に検証し、廃棄することと、イランが核兵器を確保するのを防ぐためにインセンティブと圧力を並行する外交政策を講じるという。

しかし、インセンティブと圧力が何を意味するのかについては、具体的に示していない。

アメリカの大統領選挙で、オバマ氏は金正日と条件なしで会うことを何度も明言しており、次期アメリカ政権は北朝鮮の核解決の過程で、北朝鮮との関係正常化など、画期的な関係改善を進める可能性もあるという指摘もある。

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プランによると、核拡散禁止条約(NPT)を強化して核拡散を抑制するという。しかし、北朝鮮やイランのような国がNPT規定に違反すれば、自動的に強力な国際制裁がとられると強調している。

更に、テロ根絶のためにイラク戦争を終わらせ、アフガニスタン戦争に集中し、アルカイダの組織を探し出し、21世紀の新しい脅威に対応できるように米軍を整えるという。

テロリストが核を手に入れるのを防ぐために、今後4年間、脆弱な地域にある核兵器物質の安全を確保し、核拡散防止の告}を強化すると唱えた。また、2008年から定期的に核のテロを防ぐために、国連の安保理常任理事国をはじめとし、主要国家の首脳が参加する会議を開催するという考えを再確認した。

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「核のない世界」という目標を達成するために、ロシアや他の核保有国と一緒にアメリカは核兵器を削減すると述べ、アメリカだけ軍縮することはないということも明らかにしている。

アジア政策と関連しては、アジアで2国合意や首脳会談以上のもので、6カ国協議のような効果的な協力の輪を作ると述べている。日本、韓国、オーストラリアなどと強力な同盟関係を維持していくとしている。

また、オバマ政権の貿易政策については、「公正な貿易のために戦う。アメリカの経済安保を害する協定に対抗する」と強調し、韓国などの交易相手国に、米国製製品の市場開放で更に圧力をかけ、強化することを示した。

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プランは「外国との交易でアメリカ経済に一層の活気をもたらし、国民により多くの職場を提供する。アメリカの経済安保を害する協定には対抗する」と、次期オバマ政権に対する信頼を強調している。

更に、すでに批准済みのNAFTA(北米自由貿易協定)を修正するために、カナダ、メキシコと協力していくという。

まだ批准していない米韓FTAについても厳しい環境・労働基準を適用し、批准の前に再交渉を要求することもありうると解釈できると、専門家は分析している。