中国が1年近く中断していた北朝鮮に対する航空燃料の支援を、昨年末に再開したとの観測が出ている。韓国紙・中央日報が31日、韓国政府の高位情報筋からの情報として伝えた。

情報筋が同紙に語ったところでは、中国は昨年、北朝鮮との貿易統計に計上しないまま大量の油類を無償で支援しながらも、従来は年間8万~10万トン規模で支援してきた航空燃料だけは、供給を中断していたという。

しかし年末になり、「(中国が)8万トンを一度に提供したと聞いている」と述べている。

正恩氏の「空軍指導」を後押し?

同紙によれば、ジェット燃料8万トンは、シンガポール現物市場のジェット燃料(MOPS)相場で110万ドル相当になるという。

北朝鮮の金正恩第1書記は最近、空軍に対する指導を強めており、ジェット戦闘機などの訓練回数も増えているように見受けられる。中国による航空燃料の支援再開が、それを後押ししている可能性がある。

一方、韓国の聯合ニュースは31日、中国税関総署が公開した2014年の中朝貿易統計(1〜12月)のデータとして、同年における中国から北朝鮮への航空燃料(分類コードHS 27101911)の輸出量は1万3千630トン余り(1千402万ドル)であると報じている。

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