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朝鮮中央通信が16日、健康悪化説がささやかれる金正日が軍部隊の公演を観覧したと報じた。

朝鮮中央通信は16日早朝、金正日が「朝鮮人民軍第32回軍務者芸術祝典」に参加した海軍第155軍部隊の「艦」と第833軍部隊の中隊、第1313軍部隊の中隊軍人の公演を観覧したと伝えた。

しかし、以前の公開活動の報道のように具体的な日時や場所、金正日本人が観覧する姿は公開しなかった。また、関連写真も公開しなかった。今回の金正日の報道は6日の中央芸術団の公演観覧以来となる。

北朝鮮メディアは、金正日の健康悪化説が浮上した8月中旬以来、先月4日には大学のサッカー試合観戦を、同月11日には女性砲中隊の視察を報道した。

11月に入ってからは、2日の人民軍サッカーチーム、「満景峰」と「ツバメ」の試合観戦、5日の第2200部隊と第534部隊の直属部隊(大隊以下の部隊)視察などを報道した。しかし、具体的な日時と場所は未公開のままだった。

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今回の金正日の公演観覧報道も以前の報道と同様に、金正日の健在を対内外に宣伝し、体制の不安定による国内の動揺を防ぐ手段として使われていると思われる。

朝鮮中央通信によると、金正日は「中隊軍人たちの合唱や独唱など、様々な舞台を観覧したあと、中隊のすべての軍人が不死身の勇士で準備されていただけでなく、高い文化的教養を持つ先軍文化の創造者として成長してきたことに大きな満足を示し、彼らの公演を高く評価した」という。

また、「軍人が文化芸術活動を威勢よく行うことは、舞台の戦闘力を高めるために重要な事業の一つだ。中隊をはじめとし、すべての集団で芸術活動をさらに強化していくべきだ」という筋の話をしたという。

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この日、金正日は軍部のキム・キョクシク総参謀長、総政治局のキム・ジョンガク第1副局長、軍部のヒョン・チョルヘ、リ・ミョンス、キム・ミョングク大将、総政治局のチョン・テグン宣伝部局長をはじめとする軍部の高官ら、またキム・ヤンゴン統一戦線部長、 党組織指導部のリ・ジェガン第1副部長、党宣伝扇動部のリ・ジェイル第1副部長など、党の幹部と一緒に観覧したと朝鮮中央通信は報じた。