北朝鮮の労働新聞は27日、金正恩氏が朝鮮人民軍西部前線の機械化打撃集団装甲歩兵区分隊の冬季渡河攻撃電撃演習を直接指導したことを報道した。
労働新聞によると「白頭の暴風のように一気に米帝とその追従する群れを飲み込んでしまう復讐の誓いで心臓の血をふつふつとたぎらている激戦前夜」に金正恩氏が訓練を直接発起したという。
訓練では、金正恩氏を朝鮮人民軍次帥の黄炳瑞氏、玄永哲人民武力部長(陸軍大将)、李永吉朝鮮人民軍総参謀長(陸軍大将)が出迎えた。
金正恩氏は、訓練を指導しながら以下のように述べたという。
人気記事:「女性16人」を並ばせた、金正恩“残酷ショー”の衝撃場面敬愛する最高司令官同士におかれましては、我が革命軍隊の指揮官たちは、パルチザン指揮官たちのように突撃の第一線、敵撃滅の先陣にならなければならないとおっしゃりながら、闘いの準備の完成のための闘争において指揮官が「私について来い」ではなく「突撃、前へ」の号令をかけているだけでは、百日、千日経っても闘いの準備は完成できないとおっしゃり、指揮官が「私について来い」の号令を戦闘訓練場に高く鳴り響かせなければならないとおっしゃった。(原文直訳)
非常に回りくどい言い回しだが、指揮官自らが「俺について来い!」と言って率先すべきと力説したと思われる。
労働新聞は「不敗の白頭山革命強軍はどこの拘束もなしに、その何の警告やら事前通告なしに、必要な時期に必要な対象に対して冷酷な正義の打撃を開始するものであり、我々の打撃がいったん開始されれが、祖国統一の歴史的偉業を果たすまでこの地で侵略と諸悪の根源が完全に清算されるまで中断することなく繰り広げるであろう」と主張した。