北朝鮮の民主化に関して、拒否あるいは留保の態度を見せる人々は、主に次の数種類の理由のためにそのような態度をとる。
一つ目は北朝鮮の実情をよく分からないからで、二つ目は北朝鮮の体制の崩壊が非常に深刻な問題をもたらすことが確かだから、北朝鮮の体制が維持されつつ軟着陸するように、言い換えれば、いわゆる中国式の改革開放をするように手伝ってやらなければならないという論理にとらわれすぎるからであり、三つ目は北朝鮮の民主化は、北朝鮮の人民が主体にならなければならないが、北朝鮮の人民が民主化に出ないのに、横で騷いでも無駄だという論理を考えるからだ。
北朝鮮の民主化に留保の態度を見せる理由
一つ目と二つ目については、後でまた論じる機会があると思うので、ここでは言及しない。三つ目の問題に関しては、90年代に北朝鮮の軍部で組織的に革命を企てた6軍団事件や、3〜4回はあった、北朝鮮の地下組織による声明の発