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輸出依存型の経済の中、サムスンや現代自動車のような巨大企業のパワーが肥大化し、新たな成長の芽が出てくる余地を少なくしているためだ。

こうした現実を受け、韓国経済界の視線は北朝鮮に向かい始めている。日本の経団連に当たる「全国経済人連合会(全経連)」は22日、スイス・世界経済フォーラム(ダボス会議)に際し、会場となったシュバイツァーホフ・ホテルで「コリアン・ナイト」を開催。

ホ・チャンス会長(GSグループ代表)は500人余りのグローバル・リーダーを前に、「朝鮮半島の統一は全世界がともに繁栄できる新たな成長の原動力になる。とくに日本、中国、ロシアをつなぐ東北アジア経済圏とユーラシア・イニシアティブは、新しい投資とビジネスの機会を開くだろう」と訴えた。

韓国の要人がダボス会議で南北統一が生む経済的可能性をアピールするのは、前年の朴槿恵大統領に続くものだ。

会場では、北朝鮮の伝統料理がふるまわれたほか、開城工業団地で北朝鮮の労働者の手により生産されたハンカチが記念品として配られた。