6カ国協議の韓国側首席代表であるキム・スク朝鮮半島平和交渉本部長が12日、「米朝関係の進展が北朝鮮の核問題の解決に役立つのであれば、我々はいとう必要がない」と述べ、「開かれた心を持って実用的な次元で接近する」と明らかにした。
キム本部長はこの日午前、SBSラジオの「キム・ミンジョンのSBS展望台」に出演し、「米朝間の接触は韓米間の事前合意と、これから十分な成果を出すはずだという展望を持って、細かな準備をして行われるだろう」と言い、「私たちが疎外されると心配する必要はないと思う」と強調した。
更に、「バラク・オバマ政府の対北政策は、ブッシュ政府の最後の2年間の、北朝鮮の核問題に見せた積極的な姿を維持するが、政権のスタイルによって多少の変化はあるだろう」と言い、「現在アメリカは金融危機の対応が最大の懸案であり、外交安保の人選作業は数ヶ月かかると見える」と予想した。
オバマ政府と足並みがそろわない可能性もあるという指摘に対しては、「過去の政府とアメリカの民主党で異見が見られたことは事実だが、李明博政府と政策の調整がうまくいくはずだという事実を、両国首脳間の通話を通じて確認しなかったか」と述べ、「李明博大統領とオバマ氏の任期が重なるため、政策共助がより強化されるだろう」と語った。
また、「先週の金曜日にファン・ジュングク北核外交企画団長がオバマキャンプ側の人に会って、北朝鮮の核と韓米間共助の方案などについて協議した」と言い、「まだ新政権がスタートしたわけではないので、具体的な政策協議よりは、包括的な次元で意見を交換し、オバマキャンプの対外関係の実務の核心を引き受けている線では、私たちと比較的同じ周波数を確認した」と説明した。
人気記事:「女性16人」を並ばせた、金正恩“残酷ショー”の衝撃場面北朝鮮問題が優先順位になるだろうという展望については、「北朝鮮の核問題のように、非常に重要な問題が放棄されたり、または放置されて、後ろの順位に追いやられたり、すべきことをしないなどということはないと考えられる」と答えた。
キム本部長は6カ国協議の開催時期について、「アメリカの大統領選挙も終わったし、先週末に米朝間協議も終わったため、日付を決めるだけ」と言い、「議長国である中国から早いうちに日付の提示があると思う」と明らかにした。