米政府系ラジオのRFAは15日、一般住民に対する公開処刑は減ったが、高位幹部に対する公開処刑が増えていると報道した。
RFAは咸鏡北道の消息筋の話を引用しながら「以前のような公開処刑はかなり少なくなった。大規模の犯罪を犯した経済犯も銃殺されていない。凶悪犯罪を犯した罪人は刑務所で密かに処刑される」と伝えた。
背景には、一般住民の金正恩体制への民心が悪化することを避ける目的があるという。その一方で、2013年の張成沢が粛清されて以後、高位級幹部の処刑は相変わらず行われているとのことだ。
金正恩体制を脅かす高位層には「恐怖政治」を強化しながら、体制に影響力が少ない住民には柔軟な姿勢で対応するという両面性を見せているという。
ある住民は「腐敗している幹部は処刑されて当然だ」と言うほど幹部への不満がたまっているとのことだ。
人気記事:「女性16人」を並ばせた、金正恩“残酷ショー”の衝撃場面一般住民の公開処刑が減った理由については「市場が活性化されたことによって、経済的に少し余裕が出てきたので『生計型犯罪』が減った」とRFAの消息筋は語った。