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「道端には中国の軍人2人が立っていた。『危うくシェパード犬をひき殺すところだった』と運転手がビビっていた」。

その後も10分おきに検問があり、「寝たフリをしていても、わざと中国語で話し掛けてきて、答えられないとドアを開けられた。警官はホルスターに手をかけ、いつでも射殺できる姿勢で、慎重に尋問をしてきた」。

極めつきは最後の検問となる和龍市街に戻る有料道路の入り口。「15人ぐらいの兵士全員がマシンガンと防弾チョッキを装備し、こちらに向かってきた。パスポートを凝視して『日本人が何しに来たんだ』と、妙にいぶかしがった」。

当局のターゲットはあくまで北朝鮮の脱北者。日本のパスポートを見せると、尋問はするが、いずれも通過は許してくれたという。だが、「案内人が『もしパスポートを忘れたらどうなっていたか…』とヒヤヒヤしていた。多分、連行されて手荒な目に遭っていたに違いない」と、男性は中国当局の本気度に恐れ入った様子だ。