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北朝鮮の金正恩氏は1日、朝鮮中央テレビの演説を通じて「北南関係の歴史を新たにうち立てなければならない」「最高位級会談もできない理由がない」と述べながら南北関係の改善に前向きな姿勢を強調した。

正恩氏は、同日午前9時36分から約30分間の「新年の辞」を通じて政治・軍事・経済・社会・対南・対外など各分野別の新年構想と計画を発表した。

演説のなかで韓国に対しては「南朝鮮当局は、外勢と一緒に行う無謀な軍事演習などの戦争策動をやめて、朝鮮半島の緊張を緩和し、平和的環境を作る道引き返さなければならない」と和解を呼びかけた。

一方、正日氏から続く「先軍政治」を維持していくことも以下のように強調した。

「これからの国際情勢がどのように変化して周辺関係の構図がどのように変わろうとも、我々の社会主義制度を圧殺しようとする敵の策動が続く限り、先軍政治と並進路線を変わらず堅持し、国の自主権と民族の尊厳を守るだろう」