朝鮮人民軍 海外戦記/ベトナム編(2)

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ベトナム戦争とは、自由主義を標榜していたベトナム共和国(南ベトナム)と、その支配に反対する南ベトナム解放民族戦線(いわゆるベトコン)の軍事衝突に端を発した戦争である。社会主義のベトナム民主共和国(北ベトナム)も、解放民族戦線を援助しながら南ベトナムと戦った。

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北ベトナムのホー・チ・ミン(右)と金日成

この戦争は、ベトナム人だけの戦争ではなかった。戦火は周辺のカンボジアやラオスにまで広がり、内戦が勃発する要因をつくった。

自ら参戦を決意

また、当時の世界は米ソが率いる自由主義と社会主義のふたつの陣営に分かれて対立していた冷戦のただ中にあった。そのため、両陣営の様々な国家が南北ベトナムに援助や援軍を送った。その中には北朝鮮と韓国も含まれていた。