韓国政府は29日午前、北朝鮮に対して来年1月中に南北対話を行うことを公式に提案した。

柳吉在(リュ・ギルジェ)長官と鄭鍾旭(チョン・ジョンウク)統一準備委員会(注)副委員長は同日午前、ソウルで共同記者会見を開き「来年1月中に南北間の相互利益のための対話を北側に公式に提案する」と明らかにした。

韓国の呼びかけを盛り込んだ通知文は、板門店を通じて北朝鮮の金養建(キム・ヤンゴン)統一戦線部長に送られた。

記者会見で柳長官は「統一準備委員会レベルの提案であり、ソウルや平壌、またはその他の南北が相互に合意した場所で北側と会見することを望む。北朝鮮側が積極的に呼応することを期待する」と強調した。

統一準備委員会は南北対話が成立時に、以下の案件に対処すると提示した。

●南北間の言語・民族文化遺産保全事業やスポーツ交流など民間交流の拡大
●光復(開放)70周年記念南北サッカー大会、平和の文化芸術祭、世界の平和会議開催、南北の文化協定締結
●離散家族の生存確認、手紙・ビデオレターの交換や、定例の再会
●DMZ(非武装地帯)の世界生態平和公園造成作業の着手と国際機関と南北協力でのDMZ生態系共同調査
●保健・栄養改善事業と生活インフラの改善などの開発協力の推進
●山林緑化・生態・環境保全、水資源の共同利用などの融合的な事業拡大
●統一時代の法律と諸制度の準備
●羅津・ハサン事業などの経済協力事業の推進

(注)統一準備委員会
2014年7月15に発足された大統領直属の機関。朴槿恵大統領が委員長を務め、官民の専門家らが南北統一の基本方針や具体的な準備課題の研究などを進める。