ソニー・ピクチャーズの映画「ザ・インタビュー」が全米300以上の映画館で封切りされたが、違法ダウンロードも75万件に達したとイギリスのデイリー・ミラー紙などが報道した。
公開からわずか20時間で「ザ・インタビュー」のダウンロード件数が75万件に達し、中国の動画サイトに違法アップロードされた動画の再生回数が30万回に達したと同紙は報じている。
ソニー・ピクチャーズは劇場公開前日の24日からGoogleプレイ、Youtube、マイクロソフトのX BOX Videoなどから「ザ・インタビュー」を有料で公開している。
1回の視聴料が約6ドル(約720円)なので、ソニー・ピクチャーズの損失は少なくとも450万ドル(約5億4千万円)に達する。
違法ダウンロードが横行するのは、世界を巻き込んだ話題作であるのも関わらず見たくても見れない状況にあるからだ。上映されているのはアメリカ国内の約300の映画館のみでネット配信で見られる国も限られている。いずれのサイトでも12月27日午後2時現在、日本からの視聴はできない。
人気記事:「女性16人」を並ばせた、金正恩“残酷ショー”の衝撃場面この流れはしばらく収まりそうにない。オーストラリアでは一般的にアメリカの映画やドラマの公開が半年ほど遅れるため、違法ダウンロードしての視聴がが一般化してしまっているという。
なお、「ザ・インタビュー」のダウンロードと見せかけてマルウェアをダウンロードさせるウイルスが登場したとの情報もある。