「帰国した住民は平安南道(ピョンアンナムド)の安州(アンジュ)市にある清川江(チョンチョンガン)ホテルに隔離されている。1泊15000ウォン(約210円)と安い方ではあるが21日も隔離されると負担がかさむ」
20泊で計算すると宿代の合計は30万ウォン(約4200円)。平壌の市場では12月15日現在、コメ1キロの値段が4500ウォン(約63円)なので、60キロ買ってもお釣りが来るほどの額になる。コメ60キロは4人家族の1ヶ月分の消費量だ。
これでは不満が出るのは当然だろう。さすがに当局も住民に配慮して外部からの食糧持ち込みは許可されることとなり、滞在費も1泊10000ウォン(約140円)に割り引くことになった。
一方、隔離された住民は少しでも節約しようと中国から食材、おやつ、カセットコンロ、鍋釜など一切合財持ってくる。
「金を払えばコメはもらえるので、チゲ(鍋料理)をおかずにごはんを食べる」
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