MSの顧問弁護士、ブレッド・スミス氏によると、この少年は父親と一緒に北朝鮮を脱出したが、紆余曲折のあげくカナダで父親と別れ、たった1人でアメリカの国境を越えて不法滞在で拘束されたという。
去年、アメリカで後見人の支援がなく不法入国の裁判を受けた子供は8千人以上おり、このうちおよそ3分の2が弁護人の保護を受けることができなかったといわれている。
MSは西部のワシントン州を中心に、不法滞在の子供たちのための法律サービスを提供してきたが、今後ロサンゼルスやヒューストン、ボストン、ニューヨーク、ボルティモア、フィラデルフィア、ワシントン DC、ニュージャージーなどに支援を拡大する方針だという。