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国家保安法違反の容疑で拘束、起訴された北朝鮮のスパイウォン・ジョンファ(34)に、懲役5年の刑が宣告された。

水原地裁の刑事11部(裁判長シン・ヨンソク部長判事)が15日、判決文で“国家保安法上、スパイ、目的遂行、自主的な支援・金品の授受、潜入・脱出、讃揚・鼓舞、会合・通信などに関する公訴の事実は全て有罪と認められる”と宣告した。

裁判部は、“被告人は2001年に脱北者に装って合法的身分で国内に入り、7年間で6万ドルの活動資金をもらった後、黄長ヨプ元労働党書記や米軍基地などの情報を探知収集して北朝鮮の工作員に伝達し、性を媒介にして軍人や情報要員と緊密な関係を維持して情報を収集した”と明らかにした。

裁判部はまた、“被告人が脱北者政策を巧みに利用して、スパイとして長期間活動しながら国家の存立の安定と自由民主主義体制の維持に大きな害を与え、事業家のユン某氏を拉致したことは、国家の安保以前に反人倫的な犯罪”と付け足した。

裁判部はまた、“被告人のスパイ行為が脱北者の定着制度を利用した点、取得した軍事機密が言論媒体と情報通信の発達で一般の人の接近が可能で、国家の安保に深刻な被害を与えない点、北朝鮮で生まれて行為の選択の幅が多様ではなかった点、転向書を提出して反省している点などを酌量して刑を決めた”と明らかにした。

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8月27日に拘束されて起訴されたウォン・ジョンファは、北朝鮮の国家安全保衛部の指示を受けて2001年に中国の同胞に偽装して入国した後、脱北者を装って軍の将校などと接触し、軍事機密や脱北者の情報を探知して北側に渡していたことが分かった。

ウォン・ジョンファは第1次公判の前日に、スパイ活動を反省する内容をA4用紙3枚に書いた転向書2通を、裁判所と検察に提出した。