映画「ザ・インタビュー」
映画「ザ・インタビュー」

北朝鮮がハリウッドを敗北に追い込んだ。

映画制作会社ソニー?ピクチャーズエンタテインメントは17日、金正恩氏のパロディ映画??「インタビュー」の公開を中止することを発表した。 ハッキングを恐れてのことだが、北朝鮮の圧力に屈した形だ。

映画「ザ・インタビュー」は6月に予告編が公開され、12月25日のクリスマスに合わせて、米国、カナダをはじめ、全世界63カ国で封切りする予定だった。

しかし、北朝鮮の強い反発と「報復の脅威」に公開は難航していた。

北朝鮮は、国連と米国ホワイトハウスに、「インタビュー」は北朝鮮の最高指導者に対する侮辱であるとの抗議書簡を送り、先月28日には対南ウェブサイト「わが民族同士」で「インタビューは、凶悪な挑発行為」と反発。「決定的な罰を与える」と威嚇している。

北朝鮮の反発に対応して、ソニー社は正恩氏と正日氏の顔を消去するなどコンピュータ編集をしていたが、先月には、ハリウッドの職員4万7000人と未公開映画の情報がハッキングされた。

ハッキングしたのは、「Guardians of Peace(GOP=平和の守護者)」と名乗るハッカー集団だ。同団体は「ザ・インタビュー」の公開中止を要求し、公開されれば「9・11テロ」のような事態になると値する事件が発生するとコメントしていた。

米連邦捜査局(FBI)は、GOPによるハッキング事件は、北朝鮮が裏で糸を引いているとの結論を下している。

映画「ザ・インタビュー」は、約3000万ドル(約32億円)の制作費をかけて製作された。ソニー社は、劇場公開の代わりにケーブルTVを通じて回収する予定だ。