所属する組織で開かれる「生活総和」は、自己批判と相互批判を通じて学習会のようなものだが、いわば「思想チェック」といえる。北朝鮮当局が住民を統制するための、面倒な行事の一つである。
「年間総和」という面倒な行事が終われば、みんなが待ちに待った「忘年会」シーズンに突入する。(韓国語では「送年会」だが北朝鮮では「忘年会」)
27日頃から始まり年末まで続く忘年会は、各組織や大学のクラス別に開かれる。最近では学生や親しい友人同士開くことも多くなった。
一般住民と党幹部の忘年会の中身は、やはり格差がある。外貨を稼いで業績がいい会社の忘年会は経費で開かれるが、余裕がない工場や企業所は会費を集めなければならない。