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[1987年1月に黄海のベクリョン島付近で北朝鮮の警備艇により拉致されたトンジン27号の船員イム・グッジェ(57)さんが北朝鮮の政治犯収容所で死亡したと、拉致被害者家族の集いのチェ・ソンヨン代表が明かした。
慶尚北道・安東出身のイムさんは、トンジン号拉致被害者の中で最年少で、2003年9月と2004年4月、また2005年初めなどに、3回にわたって脱北を試みたが捕まり、咸鏡北道清津にあるスャ東Y務所に収監されていた。

チェ代表はデイリーNKとの電話インタビューで「このあいだ、イムさんが第25号スャ東Y務所で死亡したということを北朝鮮の内部消息筋から聞いた。すでに韓国の家族に連絡済みだ」と話した。

また、2006年10月に中国・瀋陽の韓国総領事館の保護を受けたが、強制送還された韓国軍捕虜の家族9人の内、韓国軍捕虜イ・カンサンさんの北朝鮮の家族3人が懲役8年を言い渡され、政治犯収容所に収監されたという。
3人の中で、イ・カンサンさんの息子の嫁であるキム・ヨンファさん、孫であるイ・ジョンファさんはスャ東Y務所に収監されたが、もう1人の孫であるイ・ジョンフンさんは現在どこの政治犯収容所に行ったのか確認ができないという。彼らの救命に役立てるために、韓国の家族の同意を得て、3人の写真を公開するという。

チェ代表は、「拉致被害者やその家族の苦痛が続いている中、韓国政府が北朝鮮のテロ支援国家指定解除を歓迎するということはとても残念なことだ」と述べた。

一方、チェ代表は6日に、国会の外交通商統一委員会の統一部国政調査に参考人として出席し、「現在拉致された韓国軍の捕虜が、中国の領事館で3月から滞在している」と明かした。

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