第20回南北長官級会談に参加しているイ・ジェジョン統一部長官は1日、“事案の合意に難しい点はあるが、大枠での合意に大きな困難はないだろう”と明らかにした。
長官級会談の三日目であるこの日、イ長官は平壌の高麗ホテルで行われた記者らとのブリーフィングの場でこのように言い、今回の会談の目標として、“南北対話の性格の明確化と定例化、制度化に力点を置いて進めてきた”と強調した。
イ長官は“(南北対話の)定例化、制度化については合意をすれば分かるが、基本的にはどのようにすればこの会談を6カ国協議と戦略的に並行して推進することができるのかという、原則的な内容が最大の核心”であると明らかにした。
南北対話を政治的状況と分離することかと問う質問に、イ長官は“政治的状況が発生してもこの対話の枠組みを絶対にあきらめてはいけない”と述べ、“持続的に政治的問題を解決することができる動力を作り、その役割を果たさなければならない。このような点を今回の会談で強調した”と答えた。
今回の会談で大略的に意見の接近があったのかという問いには、“両国の実務代浮轤ェ議論を始めたので、早々と話すことは役に立たない”と言いながらも、“基本的に向かわなければならない方向について、原則的な合意をした”と明らかにした。
人気記事:「女性16人」を並ばせた、金正恩“残酷ショー”の衝撃場面韓国側が譲歩した部分があるかという質問には、“取り交わしをする取り引きは中断するのがよい。朝鮮半島の平和定着のために必要なことなのか、価値があるのかという基準で解決することを基本的な立場として提示した”と答えた。
更に、“明日の飛行機は時間通りに出発するだろう”と言い、日程通りに会談を終わらせられるはずだという自信感をほのめかした。
これに先立ち、イ長官は金永南北朝鮮最高人民会議常任委員長との面談の席で、2.13合意をしっかり守って北の核の廃棄に至る初期措置を誠実に履行することが重要だという立場を伝えた。
人気記事:「女性16人」を並ばせた、金正恩“残酷ショー”の衝撃場面これに対して金常任委員長は、“朝鮮半島の非核化は、金日成首領の遺訓であり、これを実現するために努力していくと明らかにした”と会談関係者は伝えた。
この関係者は“金常任委員長が民族重視の立場から民族共助を強化しなければならず、6・15共同宣言の重要性を認識して、これを固守履行し、南北政府が力を合わせて推進しなければならないという発言もした”と伝えた。
一方この日夕方、南北代表団は高麗ホテルに用意された歓送晩餐会に参加した。
人気記事:「女性16人」を並ばせた、金正恩“残酷ショー”の衝撃場面この席で北側の団長であるクオン・ホウン内閣責任参事は、”今回の会談で双方が協議し、見解が一致した問題が円満に実践されれば、南北関係を画期的に発展させていくことができる広い道が開かれるようになるだろう”と語った。
イ長官は”今日私たちが交わした対話と、ともにした時間は、我々民族の和解と協力の新しい歴史を作る、意味ある記録になるだろう”と言い、”互いに森を眺める幅広い歴史の目で、明日の希望に満ちる道しるべを作るために、最善をつくす姿勢を失ってはいけない”と強調した。
更に、両国の実務代浮轤ヘ‘共同報道文’に合意するために、気力戦を続けていると伝えられた。
[次はイ・ジェジョン長官との一問一答]
- 重要な部分に合意したか、障害物はないということか。
障害物がないわけではないと思うが、(障害物が)あっても大枠で大きな困難はないだろう。今回の会談の力点は、初めて去る時に言ったように、今回の会談の成功自体を目的とするのではなく、会談の成功を通じて、これから続けなければならない南北対話の枠組みを作るのに寄与したらよいという考えで、南北対話の性格を明らかにし、役割、定例化と制度化に力点を置いて進行してきた。
長官級会談の重要な点は、人道的事業や事案を扱わないことはできないが、それを越えて共同の課題としてしなければならないことを扱い、これを通じて朝鮮半島の平和定着の未来を開いて行くように努力すること。
-実質的な定例化、制度化に力点を置き、大枠では困難がないと言ったが、定例化、制度化の部分で合意はしたのか。
合意して見なければ分からないことだが、どのようにすればこの会談と6カ国協議を戦略的に並行して推進していくことができるのかという原則的な内容が一番の核心だ。金永南常任委員長に会った時もこれを強調した。
言い換えれば、第20回で終わる会議ではなく、今後とも持続的に朝鮮半島の平和定着に寄与するためには、どのようなシステムが必要か、どのような認識を共有し、どのような基本姿勢が必要か、こうしたことに主眼を置いて会談した。
-第19回の会談以後、会談が開かれなかったのは制度化、定例化に対する認識の共有がないからではなく、政治的状況のためだったが、政治的状況と分離して会談を持とうということだと理解すればよいか。
政治的状況が発生してもこの対話の枠組みは絶対にあきらめてはいけないと考えている。持続的に政治的問題を解決して行くことができる動力を作り、役割を果たさなければならないと思う。この点も会談で強調した。
-大略的に意見の接近はあったか。
まだ話す段階ではない。
-クオン・ホウン団長と昼食の時に和やかに会話をされていたが、大枠で合意したのではないか。
基本的に向かわなければならない方向について原則的に合意したが、これが共同報道文に具体的にどのように適用されるのか、垂オ上げることはできない。首席代表が一つ一つ計算してすることではないからだ。
-首席代表の会談も頻繁に行われていたが、大枠として整理したことは何か。
(首席代負?k)の二つ目の課題は、基調発言では未知の事項を補充するためのものであり、特に北側は基調発言でできなかった懸案問題について具体的に言及してきた。例えば、東海線の通行検査所の新築問題などの問題について、基調発言にはなかったため、 (言及が) あった。
一つ目は基調発言の内容について再び議論し、発言の背景を説明することであり、二つ目は基調発言にない内容を伝達する席だった。最後に、共同報道文や会談を成功に導くために、原則が必要だという話を交わした。
-仕上げに入るようだが、終盤の変数はないか。
事案に合意するのに難しい点はあるが、大枠での困難はないだろう。
-譲歩した部分もあるのか。
まだそこまでは行っておらず、両国の主張を一テーブルにあげて議論し、どれを変えてやめようという原則について話した。そのようにはしないようにしよう、取り交わす取引きはしなければよい、朝鮮半島の平和定着のために必要なことなのか、価値があるのか、このような基準で解決することを基本的な立場として提示した。
-北側の反応は。
原則的に受け入れたと思う。
-会談は日程通りに終わるのか。
明日の飛行機は時間通りに出発するだろう。