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[農場員へのインタビュー ?] “農場の配給は平均100キロ程度、小さな畑を耕してやっと暮らすことができる”

Q. 農場の1日の日課は?

A. 朝7時半に出勤して8時半まで朝会がある。朝会では里の中の問題について主に話す。特別に講演会がある時は朝会の時間に行ったり、仕事が終わった後に行う。普段は午後6時に退勤するが、商売をする人は管理員に言って早く出ることもある。農場の仕事はどこでもとても大変だ。配給もくれないのに仕事だけは辛い。

Q. 今年の作況はどうか?

A. 今年はよくできた。ジャガイモやとうもろこしが去年よりよく育ったようだ。特に、大水(洪水)の被害や日照りの被害がほとんどなくて、収穫高も問題ないだろう。稲作も9月に大きな自然災害がなかったので、去年よりもずっとよいだろう。だが、分配をほとんどもらえないので、生活のために小土地を耕したり、商売をしなければならない。

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Q. 平均の配給量はどれくらいか?

A. うちの農場は、分配量の平均が1年にトウモロコシが300キロ、稲と麦、ジャガイモを合わせて1人当り100キロくらいもらえる。すべて合わせて400キロだ。1ヶ月出勤した日を数えてくれる。これを‘稼動’という。それが基準だが、米をくれる時だけ稼動を見積もってくれる。けれども、1つの作業班の1年間の生産量から軍糧米を引いて、労働者への配給を引いて、以前に自分の分を持って行って食べたものを引いたら、トウモロコシ、稲、麦、ジャガイモなどを全て合わせても100キロになるかどうかと思う。

7. [農場員へのインタビュー ?] 小土地農業、‘監督員との関係が重要’

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Q. 小土地農業は誰でもできるのか? どのような手続きを経るのか?

A. 誰でもできるわけではなく…、最も重要なことは、山を統制する‘山林監督員’がいるが、その人によく見えなければならない。山を振り返って見て、木がなくて土地もよくて、傾斜があまりない平坦な所をよく選んだ後、監督員の所に行く。重要なことは、その監督員と‘事業’を上手にできなければならないということだ。日頃から監督員によく見えて、猫タバコでも持っていかなければならない。国家はできるだけするなと言うので、監督員によく思われれば小土地農業ができる。

Q. 小土地を耕作する時、払う税金はいくらか?

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A. 小土地ごとに地価があって、位置がよいか悪いかによっても少しずつ違う。私の場合は、2003年には坪当り13ウォンだったが、だんだん上がって2007年には坪当り70ウォンになった。普段、監督員と事業がうまくできなかったので、とても高くされた。よい関係を築いた人はもっと安くしてもらう人も多い。私は1,500坪を耕作することになったが、他の人はもっと少ない人もいたり、もっと多い人もいる。手腕次第だ。監督員と仲がよければ、実際の坪数と関係なく、土地の面積を減らして書類を作成することもある。例えば、1,500坪を1,000坪にして税金を払ったり、もっと少なく払えることもある。監督員との関係が重要だ。

Q. 去年は小土地耕作をしていくら利益を得たか?

A. 1,500坪に種でトウモロコシを5キロ(種の価格は500ウォン)植えて、豆を13キロ(種の価格は1000ウォン)植えた。私は去年お金がなかったので、肥料をたくさん撒くことができなかった。そのため、10月にトウモロコシを400キロと豆を300キロ程度しか収獲できなかった。お金に換算すれば、トウモロコシは20万ウォン(去年はトウモロコシ1キロが500ウォン)、豆は27万ウォン(豆1キロが900ウォン)して、総収入は47万ウォン程度だった。税金をはじめとし、あれこれ差し引いた純益は40万ウォンくらいだった。けれども、これでは2ヶ月の生活費にしかならないので、商売もしなければならない。商売をすれば生活ができる。

8. [農場員へのインタビュー] 1ヶ月の生活費 “農場員は4〜5万ウォン、お金持ちは100万ウォン”

Q. 1ヶ月間の生活費はどれくらいか?

A. 農場員であるうちの家族(3人)は、1ヶ月で4〜5万ウォンくらいだ。4〜5万ウォンは、貧しい方だ。農場の人たちはだいたいこの程度だが、もっとある人もいるし、ない人もいる。

Q. 農場の人以外の、都市の人の生活費は?

A. 中間程度の水準の人たちは、1ヶ月40〜50万ウォンくらい使う。市内に出れば、こうした人たちは2000〜3000ウォンのタバコを吸っている。猫タバコ(正式名称は‘クレブン(CRAVEN) A’だが、タバコの箱に黒猫が描かれていて、北朝鮮の住民は‘猫タバコ’と言っている)が1500〜1600ウォンなのに…。もっと高い外国のタバコを買って吸う人もいる。1ヶ月100万ウォン使っている人もいる。家に行って見たら、あれこれと品物がある。

Q. 都市の住民の生活水準を分類して見たら?

A. そうだな…。だいたい、4種類に分類できる。まず、毎日食事の心配をしながら暮らさなければならない家庭で、このような人たちは4〜5ウォン程度、次は生活が質素な(普通の)人。平均10万ウォンくらい。3つ目は普通の人だが、40〜50万ウォンは稼げる人。4つ目は完全によい暮らしをしている人で、貿易をする人などは100万ウォンくらい持っている。