北朝鮮が深刻な電力難に陥っているが、数日前には茂山鉱山の稼動が完全に中断したとデイリーNK内部情報筋が伝えてきた。

咸鏡北道在住の情報筋は24日、「今年の水力発電所の電力生産が、例年の半分以下だった。それでも茂山鉱山だけは稼働していたが、数日前から完全に停止してしまった」と話す。

今年の春、「干ばつ」の影響で主要な発電所は「稼働」と「停止」を繰り返したが、このことが住民生活や主要な工場、企業所の生産にも悪影響を及ぼした。

「協同農場に優先的に電力を供給したことから、茂山鉱山に廻す電力が減った。茂山鉱山の鉄鉱石を原料にしていた金策製鉄所とソンジン製鋼所の生産にも大きな支障を与えている」(先述の情報筋)

茂山鉱山の稼働が中断すれば、鉄鉱石輸出で、なんとか受けてきた配給が途切れるとの心配が鉱山関係者に広まるだろう。また、中断すれば現場の労働者は商売で外に出てしまうため、さらに鉱山の損失は広がることが予想される。