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  北朝鮮の外債の規模が、中国やロシアなど30以上の国家であわせて180億ドルにのぼり、1年間の国内総生産に匹敵するという推定が出た。

  国会の外交通商統一委員会のクォン・ヨンセ議員(ハンナラ党)が7日、国政監査の資料で、“情報機関から提出された資料を分析した結果、北朝鮮の外債は21兆6千億ウォン、約180億ドルと推定される。これは、去年の北朝鮮の国内総生産(GDP)の24兆7千億ウォンにせまる額”と明らかにした。

  クォン議員によれば、このうち韓国の対北借款は1兆1千9億ウォン(9億2000ドル)だ。これは北朝鮮の外債の総額の5%にあたる。

  これについてクォン議員は、“50~60年代に社会主義国から、また70年代に西側諸国から集めた経済開発借款と貿易代金が累積して、莫大な外債が発生したのだと思われる”と述べ、“外債の未償還による延滞利子などで、北朝鮮の外債は持続的に増加すると予想される”と語った。

  更に、“現在まで外債だけでも北朝鮮の住民1人当りの外債負担額(93万ウォン)が、1人当りの国民総所得(107万ウォン)に匹敵し、1年間どれだけ仕事をしても、借金を返すために使わなければならないことになる”と指摘した。

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  クォン議員は“今後韓国の借款も、現金ではなく鉱物や地下資源の開発権など、多様な償還方式をとらなければならない”とも述べた。