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北朝鮮のマラリア患者が、前年より減少したと「ボイス・オブ・アメリカ(VOA)が11日、伝えた。

世界保健機関(WHO)は9日に「2014世界マラリア報告書」を発表。同報告書によると、北朝鮮で2013年に確認されたマラリア感染者は1万4407人で、前年(2012年)の2万1850人から約34%減少したことになる。

北朝鮮のマラリア感染者数は、2011年には、前年(2010年)比で3,000人増、2012年に前年(2011年)比で5000人増だったが、2年ぶりに減少に転じた。WHOは、マラリア撲滅にむけて北朝鮮には2011年から3年間、感染の危機住民の60%以上に蚊帳とマラリア予防薬を援助している。

北朝鮮でマラリア感染者は2001年に11万5000人で最高値を記録。以後、2007年までずっと減少傾向を示し、WHOは2007年に北朝鮮を「マラリア撲滅の前段階国家」に分類した。

WHOのリチャード・シボルスキス研究官は「マラリア撲滅段階に至るには、すべての患者だけでなく、感染経路の管理もしなければならない。しかし、北朝鮮で感染者と周辺の人の管理を100%するのは不可能だ」と憂慮している。

一方、韓国の京畿道はマラリアの感染源になる蚊が南下するのを防ぐため、北朝鮮に人道支援を進めながら2002年から国境地域マラリア共同防疫事業を推進している。