韓国軍と北朝鮮軍の戦力を比べたら、数では劣勢だが戦闘力では優勢だという評価が出た。
合同参謀本部が6日、民主党所属の国防委ムン・ヒサン議員に提出した国政監査資料の、南北朝鮮の陸、海、空の戦力の優劣を見積ることができる評価を通じて、このように明らかにした。
この資料は陸軍に関して、“北朝鮮は戦車の夜間射撃能力と装甲車の渡河能力、野砲の精密射撃能力が不足している”と評価している。
合同参謀は説明で、北朝鮮は主砲が85mm、100mmであるT-34とT-54/55戦車、主砲115mmのチョンマ号戦車などを保有しているが、赤外線探知装備や防水装備を装着しておらず、夜間の射撃能力と渡河能力が劣ると明らかにした。
一方、韓国は火力と性狽ェ優秀な新型K系列戦車とヘリコプターを保有しており、渡河能力が優秀な装甲車と自動化射撃体系を備えた新型自走砲を保有し、性能と火力が優秀だと評価した。
人気記事:「女性16人」を並ばせた、金正恩“残酷ショー”の衝撃場面自動射撃統制装置があるK-9自走砲と標的自動探知・追跡装置を装着したK-2戦車、対戦車誘導ミサイルを搭載したK-21歩兵戦闘装甲車、コブラ攻撃用ヘリなどを保有した韓国の陸軍が性能と火力面で優勢ということだ。
海軍は、北朝鮮は小型艦艇中心であり、波に耐える耐波性が弱く、手動の在来型の武器を搭載し、遠洋・夜間の作戦能力が制限されると評価した。
北朝鮮はナジン(1500t)とャz(1640t)を除き、1500t以上の駆逐艦を保有しておらず、大部分が402t級の小型駆逐艦、82t~215t級の誘導弾艇、22t級の魚雷艇など小型の艦艇を前方に配置している。
人気記事:「女性16人」を並ばせた、金正恩“残酷ショー”の衝撃場面一方韓国は、“大型の水上艦艇中心で、総トン数では北朝鮮よりも1.7倍優勢で、先端の装備を搭載しており、遠海作戦と遠距離攻撃能力が優秀”であり、“特に海上超音速機(P-3C)など海上航空戦力が優勢”と合同参謀は説明した。
また、韓国の海軍は4500t級の韓国型駆逐艦と韓国初のイージズ駆逐艦(7600t級)、海上超音速機などを保有しており、遠洋作戦能力があると付け足した。
合同参謀は更に、空軍は“北朝鮮の航空機の多くは夜間作戦能力と精密攻撃能力が制限される一方、韓国は高性剥q空機の面で優勢であり、全天候精密攻撃能力が優秀”と分析した。
人気記事:「女性16人」を並ばせた、金正恩“残酷ショー”の衝撃場面軍事力を比較、評価する方法には、単純な数、戦力指数、軍事費、模擬分析(シミュレーション)などがある。
今回の合同参謀の分析結果は、単純な数量を比較する方法によるもので、国際的に単純数量以外の他の方法で軍事力を比較評価する国家がないため、韓国も単純数量評価方式で戦力を評価するというのが合同参謀側の説明だ。
合同参謀は、“シミュレーションによる総合的な戦闘力の比較の資料はない”と述べ、“現在、韓国国防研究院で合理的な軍事力の比較のための研究を進めている”と明らかにした。
一方、国会の外交通商統一委員会のクォン・ヨンセ(ハンナラ党)議員が6日に配布した国政監査室の資料によると、北朝鮮は参与政府の5年間に、中国、ロシア、スロバキア、ドイツなどから6500万ドル、年平均1300万ドル相当の武器を購入したという。
この資料によると、北朝鮮の陸軍はスカッドやノドンなど各種の地対地ミサイルと、長射程砲、野砲など砲兵軍力がかなり増強され、海軍は小型潜水艦や海上警備用の小型艦艇を中心に補強された。空軍は、既存の航空機の修理や整備を通じて、軍事力を維持していると把握された。
これに対してクォン議員は、“これまで私たちが無分別支援の問題によって南南葛藤を経験していた間に、北朝鮮は甚だしい食糧難にもかかわらず、体制の維持はもちろん、武器の導入と軍事力の増強を行っていた”と述べ、“政府の体系的かつ総合的な対応体系が構築されなければならない”と主張した。