平壌の住民の多くが、‘金正日健康異常説’を知っているという情報が伝わった。
アメリカ人の北朝鮮観光団を引率して、7月25日から9月27日まで2ヶ月以上、北京と平壌に滞在したアメリカの観光会社アジアパシフィック(Asia Pacific travel)のウォルター・キーツ(Walter Keats)代表は、“金正日健康異常説に初めて接したのは9月9日、平壌でのことだった”と、1日にRFA放送で語った。
キーツ代表は“9月9日に平壌にいたが、ホテルで金正日健康異常説に関するBBCのニュースを見て、現地の人に聞いた”と言い、“平壌の人たちは健康異常説を聞いたことはないと言いながらも、9・9節の行事に金正日が参加しなかったことと関連して興味を示した”と明らかにした。
また、“北京に行った後、金正日健康異常説を掲載している‘タイム’と‘ニューズウィーク’を持って平壌に行った”と述べ、“北朝鮮の人はその雑誌がほしいとは言わなかったが、読みたくないと言う人もいなかった”と話した。
北朝鮮を訪問する多くの外国人が、うわさの事実関係について興味を見せたが、平壌の人たちは“そのようなことは分からない”という答えに終始しながらも、一方では気になっていたようで、関心を見せたと伝えた。
人気記事:「女性16人」を並ばせた、金正恩“残酷ショー”の衝撃場面キーツ代表の説明によれば、平壌の住民は平壌に入って来る外国人の口や外国の報道を通じて、金正日の健康異常説のことを聞いていたという。
キーツ代表は“北朝鮮の人は外部の消息にも敏感になっている”と言い、“アメリカ人である私に、アメリカによる北朝鮮の核検証とテロ支援国解除問題について聞いてきた”と話した。また、“アメリカの大統領候補が出した政策に感心を示した”と伝えた。
キーツ代表は、平壌のいたるところで建物を新しく装飾する工事が進んでいるという消息と、外国人の観光客が以前と比べて北朝鮮で自由に写真を撮ることができるようになるなど、統制が緩んでいるという消息も同時に伝えた。