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第20回南北長官級会談の南側首席代表であるイ・ジェジョン統一省長官は27日、“今回の会談は20回目で、これから正念場を迎える”と語り、“今回の長官級会談が民族の未来と朝鮮半島の希望をもたらす会談になるように努力する”と明らかにした。

イ長官は27日から3月2日まで4日間開かれる長官級会談に参加するため平壌に出発するのに先立ち、記者らの前で“’2・13合意’以後、6カ国協議の関連国が初期の措置の進行のために忙しく動いている”と述べ、“長官級会談も6カ国協議と足並みを揃えており、意味がある”と語った。

イ長官は今回の会談の目標を“2・13合意をいかに速かに履行するか、また、これと関連して南北協力をどう進めるか議論する”と話した。また、“南北会談の枠組みを正常化させると同時に、会談を通じた朝鮮半島の平和の定着のための訪韓を議論する”と明らかにした。

今回の長官級会談は、去年の7月の北朝鮮のミサイル打ち上げ直後、釜山で行われた第19回会談を最後に、政府間対話が中断してから7ヵ月ぶりに開かれる。

今回の長官級会談は2・13合意で北朝鮮の非核化の議論が本格的な履行の段階に入った後に開かれる最初の会談であるため、関心が集まっている。特に政府が否認したにもかかわらず、今回の会談期間中に南北首脳会談のための事前接触が行われる可能性について語られており、関心が集まっている。

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政府はかつて、韓国の首席代表が金委員長に面談したのは、平壌で開かれた初めての会談である、2000年9月の第2回会談当時のパク・ジェギュ統一長官が唯一だったという点で、面談の可能性は低いと見ている。

更に、今回の会談では北朝鮮に対する米と肥料の支援が再開するかどうかということにも、関心が集まっている。統一部の2007年業務報告の席でイ長官は、対北人道支援と政治環境を可能な限り分離するという立場まで明らかにし、北朝鮮に対する米と肥料の支援が再開されるはずだという観測が有力だった。

しかし最近、イ長官は安保関係長官会議で、北朝鮮の核廃棄を明示した2・13合意の履行状況を見守った後、対北支援問題を国際社会と調整して行う方針を明らかにしたと伝えられた。すなわち、‘行動対行動’の原則によって支援の再開の時点を模索するという。

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政府のこのような方針は2・13合意以後、北朝鮮が核廃棄のための目に見える措置を未だに具体的に行ったことがない状況で、韓国政府が一方的に支援を再開する場合、’一方的支援’の議論が巻き起こる可能性があるという憂慮のためであると解釈される。

ただ肥料の場合、種まきの時期を考慮して先に支援を再開する可能性があるという方針を立てたと伝えられた。

しかし、政府のこうした方針が会談の最終局面まで貫徹されるかは定かではない。北朝鮮は前回の長官級会談当時、 ‘ミサイル打ち上げのため、米を支援することができない’という南側の態度に不満を示し、会談の場から撤収した。 政府がどれだけ説得力ある論理で北朝鮮を説得させることができるか見守らなければならない。

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韓国政府が最後まで米の支援の再開を保留する場合、今回の会談が何らの成果なしに終わる可能性も排除することができない。

更に、北側が年頭から強く支援を要求してきた軽工業の原資材及び地下資源の協力分野と、列車の試験運行の協力の問題が解決するかということも、注目されている。しかし、北側が南側から800億ウォンに達する軽工業の原資材の支援を受けるためには、京義線、東海線の列車の試験運行が行われなければならず、このためには軍事保障合意書の交換が必須だ。

一方、この日代表団は3時に金浦空港を出発し、西海直航路を利用、4時20分頃平壌の順安空港に到着する予定。到着後、パク・ボンジュ北朝鮮内閣総理が主催する歓迎晩餐会に参加する。

南側の代表団はイ長官を首席代表とし、チン・ドンス財政経済部次官、パク・ヤンウ文化部次官、イ・クアンセ統一部本部長、ユ・ヒョンホ統一部局長が参加する。北側はクオン・ホウン内閣責任参事を首席代表とし、チュ・ドンチャン民経協副委員長、パク・ジンシク内閣参事、メン・ギョンイル祖平統書記局副局長が参加する。