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北朝鮮が寧辺の核施設の原状復帰を明らかにした中、韓国とアメリカの6カ国協議首席代表が21日(現地時間)、北朝鮮の核廃棄の検証方法に関する原則的な立場を再確認した。

韓国側6カ国協議首席代表のキム・スク朝鮮半島平和交渉本部長と、クリストファー・ヒル米国務省東アジア太平洋担当次官補がこの日、マンハッタンで会談をした直後、このように明らかにした。

キム本部長は“ヒル次官補と北朝鮮の核施設の不能化の復旧措置で困難になった深刻な状況について、1時間ほど話を交わした”と述べ、“今日の会談では6カ国協議のレベルで状況の悪化を防ぎ、速やかに不能化に戻して北朝鮮の核の不能化の第2段階を仕上げる方案が議論された”と語った。

また、“重要なことは科学的で国際的な基準に符合する検証の核心原則が守られなければならないということ”と言いながらも、“他の要素については北朝鮮と交渉することができる”と述べた。

また、“そのためには北朝鮮がテーブルに出なければならない”と言い、“中国と他の当事国と共に北朝鮮の説得作業を続けていく方案も(ヒル次官補と)協議した”と付け足した。

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キム本部長は北朝鮮の核施設の原状回復の動きと関連し、対北支援の中断を論議したのかということについては、“現在のところ、対北支援の中断に関するはっきりとした計画はなく、今日、具体的に議論したこともない”と語った。

だが、“数日前に板門店で話したように、対北経済エネルギー支援は不能化と連携している‘行動対行動’の計画の一環であることは間違いない。今後状況の進展を見守る”と言い、北朝鮮が寧辺の核施設を復旧させる動きが本格化した場合、支援が中断する可能性があることをほのめかした。

これに先立ち、北朝鮮外務省アメリカ局のヒョン・ハクボン副局長が19日、板門店で開かれた6者経済・エネルギー実務会議で、“(核施設の)復旧事業のための準備を徹底的に行っている。復旧事業を進めることと同様である”と述べ、同日、外務省も朝鮮中央通信の記者の質問に答える形で、“しばらく前から寧辺の核施設を原状復旧している”と明らかにした。

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検証体系の構築については、“アメリカは合意もしなかった検証に対して、国際的基準などという看板をかかげて、強盗のような査察方法を適用しようとしている”と主張し、“アメリカはイラクでも大量殺傷武器を探すと言って査察をしたが、何も見つけることができずに結局戦争だけが起こった”と強く反発した。

一方、ヒル次官補も記者会見で、“非常に難しい状況に置かれている”と何度も繰り返し、“交渉を進展させる方案を探すために、今日会談を行った”と語った。

対北エネルギー支援の中断計画については、“今すぐは何の計画もない”と言い、“今後、状況がどのように展開するのか見守る”と述べて、今後北朝鮮の行動に従って対応すると強調した。

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北朝鮮の核の検証の原則については、“国際的な基準が守られなければならず、北朝鮮のための特別な検証方案は考えていない”と明らかにした。はりつめた状況の中、表面的に検証体系の構築に反発している北朝鮮と、しばらく平行線をたどると思われる。

一方、国際原子力機関(IAEA)の理事会が22日、オーストリアのウィーンで開幕したが、IAEAの理事会でも北朝鮮の核施設の復旧問題に関して議論されると見られる。

理事会は特に、核開発の放棄を条件に、経済支援を提供する内容の6カ国協議プロセスに復帰することを北朝鮮に促すと思われる。