金正日が北朝鮮の政権樹立60周年(9・9節)記念行事に参加せず、‘健康異常説’が広まっている中、アメリカの情報当局は金正日の健康には異常があったが、最近回復していると判断していることが10日に分かった。
朝鮮日報がこの日、アメリカ政府の高位当局者の発言を引用し、“最近金委員長の健康に問題はあったが、回復中と思われる”と報じた。
これについて、国連駐在北朝鮮代封能性は金正日の脳卒中発病説を否認したという。ブルームバーグ通信が匿名の国連駐在北朝鮮代封能の職員が通話で、金正日に脳卒中の可能性があるという報道に対して、“事実ではない”と言ったと報じた。
現在、アメリカの情報当局は金正日の健康状態を注視しており、各種チャンネルを動員して金正日の‘健康異常説’を分析している。
これと関連、韓国政府は金正日の身近に異常があるのは確かだと判断し、本格的な対策に乗り出した。
人気記事:「女性16人」を並ばせた、金正恩“残酷ショー”の衝撃場面政府関係者はこの日、“金正日の身近に異常があるというのはほとんど確実”と述べ、“様々な状況を多くの角度から分析すると、金委員長が倒れたと思われる”と明らかにした。
この関係者は“様々な諜報が入ってきているが、金委員長の具体的な身体の状態は把握されていない”と言いながらも、“金委員長に異変が起きたわけではないことは確か”と付け足した。
現在、韓国政府は青瓦台や外交通商部、統一部、国家情報院など関係機関を総動員し、金正日の‘健康異常説’を総合的に評価していると伝わった。政府関係者は、“現在関係機関で総合的に評価をしており、早いうちに政府の立場の表明があるだろう”と語っている。
人気記事:「女性16人」を並ばせた、金正恩“残酷ショー”の衝撃場面これについて青瓦台はこの日、李明博大統領主催の首席秘書官会議を緊急に開き、対策を議論した。青瓦台はまた、キム・ソンファン外交安保首席兼国家危機状況センター長を筆頭に、北朝鮮の動向を注視しているという。
青瓦台のイ・ドンクァン代弁人は会議の後の記者会見で、“金委員長重病説については、かなり前から関連情報を手に入れて、綿密に点検してきた”と明らかにした。
青瓦台の高位関係者は“政府当局としては、昨日の北朝鮮の9.9節行事は非常に重要な行事だが、不参加の可能性があるとかなりの部分予想して、状況を注視してきた”と述べ、“会議で李大統領が‘きちんと取りまとめるように’と指示した”と明らかにした。