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北の核の6カ国協議の‘2・13合意’後、北朝鮮のメディアが金正日の偶像化宣伝を‘白頭山将軍の度胸’に集中させている。

25日のウェブサイト、ウリミンジョクキリ(我が民族同士)は、“民族の自尊心と革命的自負心が将軍様(金正日氏)によって最上の境地で輝いている”と伝え、“民族の尊厳と自主権を踏みにじろうとする帝国主義者らの脅しと干渉の策動は通じない”と、金正日の偉大性を力の限り誉め讃えている。

対南放送である平壌放送も23日に、“心強い度胸と無類の度胸、これは白頭山の偉人である将軍様(金正日氏)の天分”と言い、“板門店事件の時も、1990年代初めに米帝が起こした核査察騷動の時も、将軍様は無類の度胸で米帝の頭上に鉄の分銅を振り下ろし、我々の祖国と人民の自主権を堅固に守ってくださった”と主張した。

北朝鮮のメディアは先軍思想において、金正日の偶像化に焦点を合わせてきた。千編一律的な先軍政治の称賛で、最近では‘白頭山の度胸’という宣伝文句が第5回6カ国協議の3段階会議後、増えているようだ。

白頭山将軍の度胸に関する偶像化の宣伝は、94年の‘ジュネーブ合意’の時と似ている。93年の第1次核危機当時、北朝鮮全域には“200機の敵機が寧辺地区を爆破する”といううわさが広まったほど、戦争前夜の様相を呈していた。

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戦争勃発の一歩手前まで行き、ジュネーブ合意によって重油50万トンと軽水炉の提供が合意されると、北朝鮮のメディアは’将軍様の偉大性にアメリカが捧げる献上品’といい、金正日の度胸を集中的に宣伝した。

当時、北朝鮮は労働党の講演の綱領を各機関、職場、人民班別に下して、“白頭山将軍の無類の度胸に、帝国主義連合勢力が白旗を持って来た”と宣伝した。更に、94年7月の金日成の死亡以降、金正日を浮上させる素材を必要としていた宣伝当局にとって、‘ジュネーブ合意’は金正日の偉大性を宣伝する絶好の機会だった。


2.13合意、金正日の偉大性の宣伝に帰結させ、体制の結束を図る

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北朝鮮は今回の’2.13合意’も、金正日の偶像化の宣伝と共に、住民たちの体制の結束に利用することは明らかであろう。外部との交渉では核廃棄の初期段階での提供を前提に経済支援をもらい、内部では金正日の度胸で帝国主義をひざまずかせたと宣伝するだろう。

北朝鮮国内では核実験後、住民の反応が94年と全く変わった。何の話も無かった当時と違い、今は階層別に世論が割れている。

ミサイル打ち上げ(7.15)と核実験(10.9)後、住民たちは “ミサイルを撃っても核実験をしても、生活が大変な我々とは関係ない”という反応で、権力層と特権層は“核保有国になったからアメリカと戦っても勝つことができる”という反応を見せた。

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北朝鮮政府が外交の成果を通じて二つに分かれた民心を一つに結束させようとする意図もあるようだ。一応、核実験を行って経済的利得まで得ることになったと宣伝するのだ。

14日に朝鮮中央通信を含めた官営のメディアが、‘共同合意文’に関する報道で、‘核の不能化’という言葉を使わずに‘核施設の臨時の稼動中止’とだけ紹介して、重油100万トンを含めた経済、エネルギー支援を得られると報道したことから、このような事実を確認することができる。

今後、メディアは金桂冠副相の訪米、米高位当局者の訪朝など、米朝関係の進展状況を‘金正日の度胸’と関連づけて、対外的には体制の保障に、また国内では体制の結束に活用すると思われる。

[韓永進記者(平壌出身, 2002年入国)]