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国際人権団体であるヒューマンライツウォッチ(HRW)が、モンゴルで働くことになる北朝鮮の労働者たちが、北朝鮮の監視員によって‘罪囚’として扱われたり、給与を搾取されることがあってはならないと、モンゴル政府に北朝鮮の労働者たちの人権と労働権の保護を要請した。

HRWアジア担当のャtィー・リチャードャ搭ヌ長が27日、RFA放送とのインタビューで、アメリカ国務省の最新の資料を引用し、“今後5年間、5300人の北朝鮮労働者たちがモンゴルで就職できるようになった”と述べ、“この人たちがモンゴルで働いている間、人権と労働権が保障されなければならない”と語った。

更に、“北朝鮮の労働者たちが働いている幾つかの国家を見て憂慮するようになったのは事実上2つの点”と言い、“北朝鮮の労働者たちが情報を得ることができるのかということと、北朝鮮ではなく他国で保障された労働権を享受する権利が与えられるのか”ということと明らかにした。

リチャードャ搭ヌ長は“モンゴル政府が現場調査を実施する時、調査の対象は任意に選抜して、北朝鮮政府が提供する通訳者を使わないことが非常に重要”と述べ、“調査の結果、モンゴルの労働法に違反した事例が見つかった場合は、モンゴル政府が即刻に適切な措置を取ること”を要請した。

HRWは北朝鮮の労働者の雇用に関する詳細事項の責任を負っているモンゴル社会福祉労働部の長官宛の書簡で、‘モンゴルの北朝鮮労働者に、モンゴルの管轄圏内の他の住人と等しい人権と労働権を享受することができる資格があるということを明らかにすること’を求めた。

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また、▲モンゴルの調査官や国連の国際労働機関(ILO)の専門家の協力を得て、北朝鮮の労働者が働く施設に対して全面的な現場調査を実施すること、▲北朝鮮の労働者に本人の権利を伝え、どのように主張できるのか教えること、▲最低賃金制にふさわしい完全な賃金をもらうことができるように、追加の保護策を用意すること、▲移動の自由を保障することなどを勧告した。

これまでHRWをはじめとする国際人権団体は、中国やロシア、東欧、中東地域の国で北朝鮮と協定を締結して北朝鮮の労働者を雇っているが、労働者たちが移動の自由を制限されて継続的な監視の下にあり、賃金も直接もらうことができないなど、基本的な権利を侵害されていると指摘してきた。

これについては先月22日にモンゴルの日刊経済新聞が、モンゴルと北朝鮮が北朝鮮の労働者のモンゴルでの就業を許可する交渉に同意したと報道した。モンゴル政府は現在、労働力が必要な現場や最低賃金などの労働条件と、福祉の問題を論議していると報じられた。