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脱北青少年のための慈善コンサートが、市民や脱北青少年など1,000人余りが参加する中、15日に高麗大学のインチョン記念館で開かれた。

去年に引き続き2回目の‘ビューティフルドリームコンサート’は、国内に入国した脱北青少年を励まして助け合うために、(社)北韓人権市民連合、(社)ビューティフルマインド、キョンインTVが共同で開催した。

コンサートに先立ち、高麗大学のイ・ギス総長が“脱北青少年は無関心と疎外感から、韓国社会の適応に非常に苦労している”と言い、“今日の音楽を通じた対話を皮切りに、彼らが希望と夢を持てるように愛の表現を始めましょう”と述べ、脱北青少年に関心を持つことを求めた。

脱北青少年は韓国で自由に勉強ができるという喜びを感じる前に、慣れない科目や学校の雰囲気、北朝鮮出身という葛藤、教師と友達の前に積極的に出ることができないため生じる寂しさに直面する。現在、韓国国内に入国している脱北青少年は3千人以上だ。

この日のコンサートは、13歳以下の視覚障害を持つ児童たちからなるハンビッャ鰹d唱団の‘トラジタリョン’で幕を開けた。

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引き続き、今回のコンサートのために結成されたクラリネットとチェロ、ピアノの3重奏では、映画‘フォレストガンプ’の主題曲とベートーベンのピアノ三重奏4番‘Gassenhauer’が演奏された。

クラリネットを演奏したイ・サンジェさんは、世界的な名門ピーボディー(Peabody)音学大学の博士課程出身であると同時に、初の視覚障害者クラリネッティストとして有名である。チェリストのぺ・イルファンさんは、先月外交通商部長官の公館で開かれた、バン・キムン国連事務総長歓迎晩餐会に招請された。

特に、ピアニストのキム・チォルンさんは、平壌国立交響楽団の首席ピアニストとして活動していた2001年に北朝鮮を脱出し、2003年に韓国に入国した。ロシアのチャイコフスキー個人コンクールのピアノ部門で2位に入賞するほどの実力があり、5月にはニューヨークでコンサートを開いた。

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映画‘クロッシング’をきっかけに製作された、北朝鮮の子供助け合いプロジェクトのアルバム‘CryWithUs’に参加した歌手‘ナオミ’も出演して、観客の注目を浴びた。

脱北青少年は韓国の青少年と障害者支援団体である‘マックムト’所属の女性の障害者たちと一緒に、‘ドリームプラス’というチームを構成し、映画‘オズの魔法使い’の‘Over the Rainbow’と、映画‘サウンドオブミュージック’の‘My Favorite Things(R. Rodgers)’、ドラマ‘大長今’の主題曲をハンドベルで演奏して、観客の喝采を浴びた。

1時間半のコンサートの最後には、脱北青少年を含む出演者全員が一緒に演奏して合唱した‘がちょうの夢’が響き渡り、観客は一斉に立ち上がって拍手をした。

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この日のコンサートには、ホン・ヤンホ統一部次官、ユン・ヒョン北韓人権市民連合理事長、イ・ギス高麗大学総長、キム・テジン北朝鮮民主化運動本部代表、ホ・マンホ慶北大学アジア人権センター所長、チェ・デソク梨花女子大学統一学研究院長などが参加した。