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北朝鮮政府が核実験を控えた9月に配布した、幹部の学習用講演要綱(文献)に、核実験を予告する表現が見られ、その解釈をめぐって関心が集まっている。

 最近、北朝鮮の内部消息筋が提供した’幹部たちは党の大きな愛と恩徳に、実績で報いよう’という題の文件には、“私たちの科学者と技術者たちは‘光明星1号‘ の打ち上げに匹敵する巨大な科学的発明をし、党に喜びの報告を垂オ上げる最後の戦闘を急いでいる”と載っている。

 朝鮮労働党出版社から出たこの文件は、9月18日に幹部を対象に配布され、翌月の9日に核実験が強行された。

 文件では“すべての者が私たちの将軍様が信じてくださり、惜しんでくださる強盛大国の建設の柱として、大胆な作戦と実力で高い実績を成し、社会主義強盛大国建設によって敬愛する将軍様の愛と思いやりに報いよう”と言っている。

 幹部に対し、各職場で具体的な成果を出すのが重要だと言う要旨のこの文件の、’光明星1号に匹敵する巨大な科学的発明’という意味は特別であると思われる。北朝鮮は98年に発射したデポドン1号ミサイルを ‘光明星1号人工衛星’と主張した。

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 北朝鮮が7月に大量にミサイルを打ち上げた後に、‘科学的発明のための最後の戦闘’という表現を使ったことから、核実験を暗示するものだという解釈が出ている。

 核とミサイル分野以外で‘巨大な科学的発明’という表現を使うことはありえないと考えられ、‘デポドン1号’に匹敵するということは、核実験を意味する可能性が高いと思われる。

 北朝鮮政府も秘密の核実験を控えて、朝鮮労働党出版社で製作した幹部用学習文件に、核実験という具体的な単語を使うことは難しかったことと思われる。文件が言及した‘科学的発明’の意味が実験打ち上げに失敗したデポドン2号の補完技術である可能性もあるが、これを大きな科学的成果と自ら評価するのには無理がある。

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 文件の表現が核実験を暗示しているのであれば、これを通じて北朝鮮の核実験は、ミサイル打ち上げに引き継く絡垂フ措置と同時に数ヶ月の準備期間を経て、中央党の幹部は相当部分この事実を共有しており、金正日も核実験の成功に非常に期待していたという推測が可能である。
 
 一方、文件は“我等の党(朝鮮労働党)が望む人は、言葉ではなく実績で党に奉ずる動き手”と言いつつ、北側の科学的発明を例としてあげて、事業の実績の大切さを強調した。

[錘?驪L者]