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金剛山観光客の故パク・ワンジャさんが北朝鮮軍によって射殺されたのは、北側が明らかにした午前4時50分前後ではなく、既に日が昇った後の午前5時20分頃という観光客の証言が出た。また、事件の当日に聞こえた銃声は‘10秒間隔で2発だった’という追加の証言もある。

観光客のイ某さんが14日、“(パクさんが射殺された)10
日朝、宿所だった海金剛ホテルから出て海水浴場の方に散歩に出かけた時に銃声を聞いた”と言い、“銃声は5時20分頃に聞こえたと思う”と語ったと聯合ニュースが報じた。

これは肉眼で人の姿を十分に識別することができる時間であり、今後の真相究明の過程で重要な証言になると思われる。人の姿を識別できる時間に事件が発生したのが確かであれば、哨兵による‘偶発的’事故ではない、‘計画された挑発’である可能性が高まる。

イさんは“5時定刻にホテルの外に出て散歩をして、宿所に来た時間が5時40分だった”と述べ、“海水浴場の散策路を同じ早さで歩いて、帰ろうとした瞬間銃声が聞こえたので、その時間は5時20分前後だったはず”と説明した。

イさんは“当時、既に日が昇っていて明るかった”と述べ、“宿所に帰ったら観光ガイドも‘今日に限って天気が本当によいですね’と言っていた”と付け加えた。

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これに先立ち、パクさんの殺害現場まで目撃したと証言した大学生のイ・インボクさんも、銃砲が聞こえた時間が推測できると思われる証言をしている。

大学生のイさんはこの日、“女性の射殺現場を2〜3分ほど見ていたが、軍人が私も見ているという気がして浜辺の近くの宿所に戻り、洗面所に行ってかばんを整理した後、隣りの人に聞いたら5時50分だと言った”と明らかにした。

事件が起きた時間が午前4時50分頃だという北側の主張が正しければ、大学生のイさんが軍事境界線にある1.5mの砂山に登って現場を目撃してから2〜3分後に宿所に戻り、かばんを整理するまで1時間はかかることになる。

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更に、事件の現場から聞こえてきた銃声は2発だけだったという観光客の証言が追加で出てきて、‘空弾(空砲弾)をうった’という北側の主張の信憑性に対する疑問が出ている。

パクさんが殺害された時、現場で散歩をしていた観光客のイ某(女)さんが、15日に“夜明けの5時頃、主人と一緒に海金剛ホテルを出て散歩をしていた時、銃声を2発聞いた”と証言したと聯合ニュースが明らかにした。

イさんは“最初の銃声が聞こえた直後に悲鳴が聞こえて、10秒ほどしてまた銃声が聞こえた”と当時の状況を説明した。

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イさんは“最初の銃声の直後に悲鳴が聞こえて、北朝鮮軍が自殺したのかと思ったが、その後また聞こえて、軍人1人が同僚を撃って自分も自殺したのではないかと主人と冗談のように話した”と当時の情況を詳しく語った。

また、“悲鳴が女性の声のように聞こえて、‘まさか女性が…’と思ったが、再び銃声がして‘軍人どうし撃ったのだろう’と主人と話し合った”とも語ったと聯合ニュースが報道した。

これに先立ち、唯一射殺現場を目撃した大学生のイ・インボクさんは、最近メディアとのインタビューで、“10秒程度の間隔で2発の銃声と悲鳴を聞いた”と明らかにしていた。観光客2人が‘10秒間隔で銃声が2発聞こえた’と証言している。

したがって、‘空弾(空砲弾)まで撃ち、重ねて立ち止まれと言ったが、逃げ続けたため射撃しないわけにいかなかった’という北側の‘名勝地総合開発指導局’の説明に対する疑惑が高まっている。

亡くなったパクさんが銃で2発撃たれたことは確認された事実で、北側の主張どおり哨兵が空砲弾を撃っていたら、最低銃声が3発は聞こえなければならない。空砲弾を撃たずに直ちに実弾射撃を加えたのであれば、事前に計画された蛮行である可能性が高いと思われる。

北側の説明の通りであれば、50代の女性であるパクさんが3キロの距離を20分ほどで移動したという計算になり、事件が発生した時間も4時50分ではなく5時20分頃という証言まで出ているため、北側が事件を隠蔽、捏造しているという疑惑が出ている。