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訪朝中の中国の習近平国家副主席が18日、金正日総書記と面談し、核問題と中朝友好関係の進展について議論した。

中国中央放送(CCTV)によると、習副主席はこの日の面談で、“私たちは北朝鮮がアメリカや日本と関係を改善したことを支持する”と言い、“最近6カ国協議はつかの間の困難を乗り越えて、再び進展の機会がきた”と語った。

更に、“北朝鮮を含めた6カ国協議の関連国が力を合わせて、核プログラムの錐趨竭閧ノけりをつけ、次の段階の議論を始めなければならない”と述べ、“中国も建設的な役割を発揮して、北朝鮮との意見交換と協力を強化する”と強調した。

これについて金正日は、“6カ国協議には紆余曲折が多かったが、とても重要な協議と共感を達成した”と述べ、“中国はその過程で重要な役割を発揮して来ており、私たちは中国と協力することを希望する”と答えた。

金正日はまた、“来年(2009年)は朝鮮と中国が修交して60周年にあたる年で、‘中朝友好の年’の活動を両者で共に行う”と言い、“友好関係の発展のために、更に努力して行こう”と提案した。

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新華通信も習副主席が“朝鮮半島の核問題に対して6カ国協議で中国は建設的な役割を果たすだろう”と言い、“6カ国協議を促進させるために、中国は北朝鮮との意見交換と協力を強化して行く”と明らかにしたと伝えた。

だが、この日の面談では北朝鮮の核問題と係わった具体的な議論は行なわれないと伝わった。実際に、胡錦涛国家主席の後継者に内定した習副主席の今回の訪朝は、両国の外交の伝統による相見の礼の次元で実現したものであり、成果を出す協議はなかったと思われる。

これと関連し、クウァンウン大学のシン・サンジン中国語科教授は、“今年初めに中国の次期指導部に選出された習近平副主席は、まだ外交の舞台での経験がない状態のため、北朝鮮の核問題に対して深みのある議論はなかっただろう”と言い、“6カ国協議の中国側主席代表である武大偉外交部副部長が訪朝団から除かれた点を見ても分かる”と分析した。

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また、“中国は北朝鮮の核問題の進展による米朝関係の改善の可否を注視している”と述べ、“習副主席の今回の訪朝は、北朝鮮の核の解決の過程で、北朝鮮がアメリカの方に偏向する可能性を事前に防ごうとする意味が強いようだ”と付け加えた。

一方、習副主席は四川大震災に対する北朝鮮の慰労と支援、平壌で開かれた北京オリンピックの聖火リレーについても謝意を表示した。

習副主席は“中国と北朝鮮の伝統的な友好協力関係を発展させることは、中国の党と政府の確固不動とした戦略方針”と言い、“中国は北朝鮮と共に相互の交流と経済貿易の協力などを強化したい”と話した。

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北朝鮮の朝鮮中央テレビもこの日2人の面談の消息を伝え、この席で胡錦涛国家主席の口頭親書が伝えられたと報じた。だが、口頭親書の内容については明らかにしなかった。

中央テレビは“金正日同志は(親書に)謝意を示し、胡錦涛同志に挨拶を伝えた後、習近平同志と暖かく親善的な談話をした”と伝えた。

この日の面談には、北側からはカン・ソクジュ外務省第1副相とキム・ヤンゴン労働党統一戦線部長が、中国側はリュ・サオミン北朝鮮駐在大使が参席した。