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韓国の運動圏内に‘朝鮮戦争’に対する修正主義理論をまき散らしたシカゴ大のブルース・カミンス教授が、”最近アメリカが核交渉のために北朝鮮と対話に乗り出したことは、太陽政策の正当性を立証するもの”と主張した。

カミンス教授は12日夕方、‘6・15共同宣言8周年記念行事’の特別講演に先立ち配布した提案文で、“金大中、盧武鉉元大統領は、5年間アメリカの圧力と批判、毒舌の中で北朝鮮包容政策を貫き、結局ブッシュ政府が 180度態度を切り替えて包容政策を受け入れたことにより、その正統性を立証することができた”と語った。

更に、“1990年代後半の成功した外交は、根本的にノーベル平和賞の受賞者である金大中大統領が導いた”と述べ、“金元大統領は結局、平壌がアメリカとの新しい関係を作るために、核プログラムとミサイルを放棄するだろうとビル・クリントンを説得した”と付け足した。

“韓国の新政府はアメリカにとりいるために、ブッシュ大統領さえ強硬路線を放棄してしまった今対北強攻策を取り、アメリカ政府を念頭においたかのように‘失われた10年’に対する話をしている”と言い、“世界の人たちが、失敗したブッシュ政府がワシントンを去る日を指折り数えているが、青瓦台だけはそうではないようだ”と明らかにした。

カミンス教授は“1989年~90年に東欧の体制が崩壊した後、多くの専門家が北朝鮮の崩壊を予告したが、私は北朝鮮が崩壊しないと主張した”と言い、“これまで北朝鮮は崩壊せず、したがって北朝鮮に対する私の見解が正しかった”と主張した。

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特に、“重要な点は金元大統領の政策が、こうした現実を効果的に反映しているということ”と言い、“金大中大統領が大韓民国とアメリカのどの大統領よりも対北政策に多くの変化をもたらしたと判断する”とほめそやした。

また、“北朝鮮の高濃縮ウラン核プログラム(HEU)に対するアメリカの情報は、サダム・フセインの大量虐殺武器(WMD)に対する情報よりましなものもなく、真偽を明らかにするためにアメリカ政府は5年を消費した”と述べ、“平壌は実際に、数千ヶ個のアルミニウムチューブを購買してきたが、遠心分離機の高速ローターとして活用するには強度が十分でないということが明らかになった”と主張した。

更に、“私たちはブッシュが‘悪い行動には保証しない’と言い、北朝鮮との直接対話を拒否し、北朝鮮を‘悪の枢軸’と心に刻んだことを憶えている”と述べ、“だがクリストファー・ヒル米国務省次官補と北朝鮮の金桂寛外務省次官は、北京とベルリンで行なった直接秘密会談で2月合意を導き出した”と指摘した。

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カミンス教授はこうした政策の変化は“ブッシュの政治的立場の弱化、新保守主義者の退去と、イランがより大きな核兵器の脅威であるという判断のためだったのだろう”と言い、“だが確かにボルトンのような右翼保守主義者は、今も北朝鮮とイランのどちらともどんな話もできないように除去したがっている”と語った。

“一連の事件により、ブッシュ大統領は2002~2006年まで広げた自身の対北政策ではなく、金大中元大統領の太陽政策に近づいた”と述べ、“彼がホワイトハウスを離れる前、はなはだしくは‘悪を行う’金正日と握手をするかも知れない”と皮肉った。

カミンス教授は朝鮮戦争の北侵説を主張するなど、親北朝鮮的観点で韓国の現代史を研究してきた人物として、韓国の386世代では名前が知られているが、アメリカ国内では名前が知られていない学者であるという評価を受けている。