コバルスキ記者は、彼らのの賃金がいくらで、どのような労働条件の下で働いているのかについては明らかにしなかったが、彼らはポーランド語がに上手な1人の北朝鮮人監督官の下で、徹底的な規律と統制を受けて生活していると述べた。
この件についてポーランドの外交筋は「世界経済の沈滞にもかかわらず、ポーランドの経済は成長しており、地域ごとに開発や建設が盛んで、このため建設労働者が不足しているのが実情」「北朝鮮の建設技術者たちのポーランドへの派遣は、北朝鮮にとっては外貨稼ぎを、ポーランドにとっては必要な建設労働力を供給することになるなど、両者が互いに助け合っている」と述べた。
ガゼタ・ヴィヴォルチャは、2006年にも北朝鮮の労働者がポーランド北部の都市グダンスクの造船所と、ポーランドの南部クレチャノフの農場で、低賃金で休日もなしに1日10時間以上働くなど、劣悪な環境の中で労働力を搾取されていると報道している。
RFAは、ポーランドの外務省と労働省に対して、在ポーランドの北朝鮮の労働者の数と、両国政府間でどのような協議が行われたのかついて質問したが、回答を拒否されたと報じた。