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脱北者の人権問題を本格的に扱った初の映画‘クロッシング(監督キム・テギュン)’に、観客の涙が交じった喝采が続いた。2時間余りの映画の上映が終わった後、客席に明かりがついた瞬間、5百人余りの観客の目頭は皆、赤く染まっていた。

27日午後2時、国会議員会館の大会議室で、ハンナラ党の議員主催で‘クロッシング(監督キム・テギュン)’の特別試写会が開かれた。この日の試写会は、NHK放送など国内外のメディアにも高い関心を持たれた。

試写会に参加したハンナラ党の朴槿惠前代表は、“実際に、とても重い気持ちでここに来た”と心境を述べた後、“映画の中の胸が痛む内容が、世界で唯一朝鮮半島で起こっており、もしかしたら映画よりも残酷なことが、今この瞬間にも私たちの民族に起きている”と語った。

朴前代表は“あまりに胸が痛み、あえて見たくないそんな真実を、今日私たちは見ることになるだろう”と言い、“本当に重要な主題だが、作るのが簡単ではなかったこの映画を企画して作ってくださったキム・テギュン監督以下出演陣の皆様に、心より感謝します”と挨拶をした。

統一部のホン・ヤンホ次官は、“所管の業務を担当しながら、脱北者が国内に定着する過程で経験する困難についてはよく分かっているが、それ以外にも海外の脱北同胞も苦しい時間を過ごしていると聞いている”と述べ、“ひとりひとりの人生の歴程を盛り込んだ今回の映画を通じて、私がしなければならないことは何なのか学ぶ時間にしたい”と明らかにした。

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今回の行事を主催した議員は、“私たちが誰よりも先に関心を持たなければならないが、アメリカでまず試写会が開かれて、大韓民国の国民であると同時に国会議員として恥ずかしい心情”と言い、“対北政策の当事者である国会議員と各政党が、脱北者問題をもう少しよく理解して、脱北者の実態を理解するよい機会を提供するために試写会を準備することになった”と主旨を説明した。

この日の試写会の主な観客は脱北者と北朝鮮人権団体の会員だった。そのためか、映画の上映中、始終客席からはむせび泣きが聞こえた。朴前代浮熹゚しみを耐えることができないかのように、はんかちを取り出して涙をぬぐった。客席を埋めた人たちは、妻の薬を求めるために国境を越えたヨンス(チャ・インピョ)と、息子のジュニ(シン・ミョンチョル)の悲しい別れに涙を抑えることができなかった。

脱北の過程で公安に追い回される場面では、昔のことを思い出したかのように溜息が自然に出て、壮絶な教化所の生活が描かれた時は、こみ上げる感情に堪えることができないかのように嗚咽がもれた。

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映画を観覧した脱北者のイ・テソク(2004年脱北)さんは、“市場の姿をはじめとし、北朝鮮の姿をありのまま再現していた”と述べ、“韓国の人からたまに、‘お前1人がよい暮らしをしようとして、家族を捨てて逃げて来たのではないか’という質問を受ける度に、胸が詰まったが、この映画からその答えを得ることができそうだ”と話した。

北朝鮮民主化委員会の姜哲煥運営委員長も試写会の後、“今まで北朝鮮を素材に作られた韓国の映画のうち、一番北朝鮮の現実に近接した作品のようだ”と述べ、“誰かが敢えて勧めなくても見るようになるほど、よく作られた映画だと思う。この映画をきっかけに、北朝鮮の現実がもう少し知られたらよい”と語った。

キム・テギュン監督は“脱北者はどうしても、直接経験した方たちなので、いっそう胸が痛んだようだ”と言い、“今日この場に政界からもたくさんの方がいらっしゃったが、この10年間顔を背けられて来たこの(北朝鮮の人権の)問題が、この機会に広まったらよい”と語った。

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この日の試写会には朴槿惠前ハンナラ党代表、イ・サンドク国会副議長、ハンナラ党のユ・チョンボク議員、統合民主党のパク・ビョンソク議員など与・野党の議員と、統一部のホン・ヤンホ次官、キム・テギュン監督をはじめとし、北朝鮮民主化ネットワークのユ・セヒ理事長、北韓人権情報センターのキム・サンホン理事長など18の北朝鮮人権・脱北者NGOの関係者たちが参加した。

2002年の脱北者25人の北京駐在スペイン大使館進入事件を基に作られた映画‘クロッシング’は、6月26日に韓国で封切りの予定だ。

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