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北朝鮮が体制の宣伝のために建設を推進したが、工事費の不足により中断した平壌の105階建ての柳京ホテルの工事が4月に再開したことが分かった。

ホテルの工事には平壌での携帯電話サービスを準備しているエジプトのオラスコム社が参加し、最近平壌を訪問した人も柳京ホテルの周辺で工事が行われている様子を目撃したと伝えた。

エジプトのオラスコム社は北朝鮮に1億1千500万ドルを投資して、北朝鮮のセメント会社の持ち分50%を確保するなど、北朝鮮への進出の先行獲得効果を狙っている。

これについてハンナラ党のチョン・ヒョングン最高委員は1日、“北朝鮮政府が柳京ホテルのリモデリングのために、エジプトのオラスコム社と協力することになった”と伝え、2007年10月に盧武鉉前大統領が金大中元大統領に南北首脳会談の結果を説明した際、“105階の柳京ホテル、その工事を再開したと聞いたが、建築技術の水準はかなりのもののようだ”と明らかにしていた。

柳京ホテルについては2月に、アメリカのファッション雑誌‘エスクアイア’が、‘人類史上最悪の建物’という題で‘傾いた北朝鮮式シンデレラ城’と紹介している。

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雑誌は“身の毛がよだつほど薄気味悪く、醜い建物”と表現し、“共産主義の基準から見ても3000の客室があるこのホテルは、ぞっとするほど醜く、328フィート(約100m)の高さのコンクリートの建物で、険しいピラミッドを連想させる”と評価した。

また、“世界で22番目に高い建物”と紹介して、“20年間空いており、今後もその状態だろう”と皮肉った。

柳京ホテルは北朝鮮政府が‘世界一高いホテルを建設して、89年の第13回平壌青年学生祝典をなしとげよう’というスローガンの下、87年8月にフランスの資本と技術を導入して着工した。だが、経済難による財源の調逹などの問題から、工程率60%の状態で90年代初めに工事が中断した。

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北朝鮮政府は工事が始まった時、‘生まれたばかりの赤ん坊がホテルのそれぞれの部屋で1晩ずつ寝ても、27歳になったら出て来る’と宣伝していた。