ワシントンポスト（WP）が14日（現地時間）、アメリカの情報当局の分析関係者と政府関係者の言葉を引用し、北朝鮮が抽出したプルトニウムの量が、以前の推定値よりも多い50~60キロ程度であると見ていると報道した。

新聞は“新しく推算したプルトニウムの量は35~40キロから、50~60キロになると思われる”と伝え、だが“（政府の官吏は）この推算値がアメリカが最後に推定したものからどれくらい増えたのかについては詳しく説明しなかった”と報道した。

また、“情報当局はこの推算値を、先週北朝鮮がアメリカに渡した1万8千もの分量の原子炉の生産日誌に含まれた情報と比較・分析することになるだろう”と新聞は付け加えた。

匿名を求めたアメリカ政府の関係者は、“（北朝鮮のプルトニウムの生産量は）以前の推定値よりも少し多いだろう”と言い、“このように判断が確実になってきており、（情報当局は）より正確な評価書を提出するだろう”と語った。

また、“こうした北朝鮮のプルトニウム抽出量の推定値の差が、現在国務省が北朝鮮の主張を検証する問題をより複雑にしている”と述べ、“ブッシュ大統領が北朝鮮をテロ支援国リストから除くための検証の核心になっている”と新聞は指摘した。

一方、新聞は“アメリカ政府が現在まで、北朝鮮が製造したプルトニウムの量を公式化したことは一度もないが、ワシントンの科学国際安保研究所（ISIS）は2006年にこれを43〜61キロと推定した”と伝え、だが“毀損と非迫ｦ性によって、20〜53キロだけが抽出されたと推定される”と説明した。