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24日の夜8時に、ミュージカル‘ヨドクストーリー’を観覧しました。以前ミュージカル‘ヨドクストーリー’について話を聞いた時には全く感情をうまく感じることができない私にとって、ミュージカルを観覧している時にうとうとしたり退屈にならないかと随分心配したんです。

けれども、その心配は無用だったようです。

北朝鮮の実際の収容所の状況は、韓国の人にとって全く想像することができない、そういう所です。いくら韓国でミュージカル‘ヨドクストーリー’が出たとしても、そのヨドクという場所の実際の状況については理解することはできず、ただ文化芸術的な面でのヨドクストーリーを見て、感動と賛辞をしているようでした。

当時、管理所(政治犯収容所)にいた時を振り返ると、韓国のナイトクラブやカラオケで一緒に歌を歌ったりダンスをするということは想像もできないことです。(ヨドクストーリーの中で、収監者イ・テシクが収容所で歌う姿を見た感想のようです)

けれども、韓国の方たちの関心と視線を集めるために、また脚色したようですね。

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それでもヨドクストーリーは、韓国の人たちの気を引くには十分だと思います。けれども、ミュージカルで見たように、実際の管理所では‘ヨドク’と同じ収監者の子供たちが生まれていて、彼らは国家の何の保護措置や保育施設というものもなく、そのまま収監者の子供として老い、死ぬ時まで代を継いで政治犯として暮らさなければなりません。

私なりに熱心にヨドクストーリーを観覧しましたが、惜しい気持ちも残っているようです。

ミュージカル‘ヨドクストーリー’よりも恐ろしくてもの凄いことが北朝鮮で恣意的に行われていますが、そこを信じない韓国の人たちのためにヨドクストーリーで脚色して、韓国の方々の趣味に合わせたということですね。それがもどかしいです。

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それでもこのヨドクストーリーによって、北朝鮮の人権に対する関心が韓国社会でも少しでも起きることを期待して見ます。