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北朝鮮が昨年末から、臨津江上流の黄江ダムに水を貯めており、このため臨津江の水量の20%程度を北朝鮮側が統制することができるようになったことが分かった。

22日、東亜日報の報道によれば、国会、国防委員会所属のハンナラ党のファン・ジンハ議員が、“昨年末から黄江ダムに水を貯めているという事実を国防部を通じ最近確認した”と前日に明らかにした。

“黄江ダムは貯水量が3億〜4億トンの多目的ダムで、漢灘江(ハンタンガン)ダム(2億7000万トン)、八堂(パルダン)ダム(2億4400万トン)、清平(チョンピョン)ダム(1億8000万トン)より大きい”と述べ、“水資源専門家らは、黄江ダムの貯水用量が臨津江流域水量の約2割を占めると推定している”と新聞は伝えた。

また、“北朝鮮は臨津江の上流に3000万トン規模の4月5日ダムを4号基まで建設したのに続き、黄江ダムまで保有することで4億2000万〜5億2000万トンに達する水を直接管理することができるようになった”と述べ、“韓国側の臨津江流域の水資源の管理権を、事実上北朝鮮が持つことになる”と指摘した。

このため、“北朝鮮が水を閉じこめれば閉じこめただけ、放流すれば放流しただけ、下流の韓国に被害が及ぶようになるだろう”と言い、“北朝鮮が下流に流す水を閉じこめてイェャ桃]に送れば、京畿道北西部の住民がひどい打撃を受けると予想される”と付け加えた。

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これに対して、“政府は2002年12月にダムの存在が明らかになった時、年間2億9300万トンの水が不足するものと予想した”と述べ、“こうした点を勘案して、臨津江の本流にクンナム洪水調節池(ヨンチョン郡クンナム面・貯水量7千万トン)を作り始め、今年末の工程75%を目標に工事をしており、去年から支流である漢灘江に入る漢灘江ダム(2億7千万トン)の工事が始まり、2012年に完工する嵐閨hと新聞は説明した。

だが、水資源公社は、“クンナム洪水調節池と漢灘江ダムだけでは北朝鮮が水を貯めるか、急に放流した場合に対応することができない”と明らかにした。

一方新聞は、“国家情報院と統一部が、黄江ダムに水を貯めている事実を去年12月から把握したが、政府次元の協議と対応策の準備はなかった”と指摘した。