北朝鮮の政治犯収容所を描いたミュージカル’ヨドクストーリー’が、小説‘ムクゲの花が咲きました’の作家、キム・ジンミョンの脚色で、‘ラブインヨドク(love in yoduk)’として帰って来た。
18日、コヤン市のアラムヌリ劇場で公演がスタートした‘ラブインヨドク’は、‘ヨドクストーリー’の’アップグレード版’だ。初演の感動に愛と赦しが更に加わり、北朝鮮の手柄俳優だったが、口を一言すべらした罪で政治犯収容所に入れられた’チャップリン’など、新しいキャラクターが追加された。’チャップリン’役はコメディアンのチョン・マンホさんが演じる。
歌手のパク・ワンギュさんも、更に成熟した姿で‘キリストを信じるリ・テシク’を熱演する。‘主の祈り’を少し変えて曲を付けた‘祈祷’という歌で、“天のお父様、南朝鮮だけに行かないで、共和国(北朝鮮)のここ、耀徳にも来てください”と熱唱した。
今回脚色された部分には、‘政治犯収容所’の重い話に観客がより共感できるよう、気配りした跡が伺える。‘ヨドクストーリー’の初演の公演に比べて、観客の拍手喝采も更に増えた。‘ラブインヨドク’のフィナーレには、北朝鮮の政治犯収容所で苦しむ北の同胞と、熱演を終えた俳優に対する激励の拍手がいつまでも続いた。
お母さんと一緒に公演を見に来たカン・ミネ(高麗大2年)さんは、“新聞でヨドクストーリーの話を沢山聞いたが、直接公演を見てもっと多くのことを感じた”と話した。カンさんのお母さんは、“(北朝鮮で)今もこうしたことが本当に起こっているのですか”と語った。
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