「巨額を使わなければ人々が餓死することはなかった」

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ロシアのモスクワニュースは1995年7月7日に、ロシア人技術者7人が金日成氏の遺体保存作業を終えたと伝えたが、それまでにかかった費用だけでも100万ドルで、それ以降も莫大な金額の維持費がかかるとしている。

また、1996年7月に北朝鮮を訪問したインドネシアのゴルカル党の代表団は、朝鮮労働党の幹部から、「金日成氏の遺体の管理のために、年間80万ドルが必要」と説明されたという。

北朝鮮当局は、金日成氏の遺体を一般住民に公開しており、1996年7月27日の祖国解放戦争勝利43周年記念日からは、外国人観光客にも公開された。

金日成氏の遺体が安置されている部屋に行くには、すべての荷物を預けなければならない。X線の検査台を通った後、ウェットカーペットの上で靴底のほこりや菌を除去し、SF映画に出てくるような吸入濾過器に入り、服についたすべてのほこりを除去してようやく入場が認められる。