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訪韓中のコリン・パウエル元米国務省長官が、“韓国、アメリカだけでなく、周辺諸国が北朝鮮の安全を保障すれば、北朝鮮の敵対的な態度が変わると期待したが、北朝鮮は金正日独裁の維持を最優先する国家であるため、うまくいっていない”と明らかにした。

パウエル元長官は11日、高麗大学の国際関係研究院主催で開かれた招請講演会で、“朝鮮半島の緊張状況は、北朝鮮が朝鮮戦争の前から韓・米と敵対的な関係を作ってきたため”と言い、このように語った。

更に、“北朝鮮はアメリカが差しのべる手だけでなく、韓国が太陽政策で差し出した手さえ拒否したため、6カ国協議を始めた”と言い、“北朝鮮の安全保障のために6カ国協議が作られたが、北朝鮮の敵対的な態度のせいで、きちんと作動していない”と指摘した。

パウエル元長官は国務省の長官時代を回想して、“ブッシュ大統領は北朝鮮について話す時、いつも随分心配していた”と述べ、“北朝鮮政権の独裁のため、北朝鮮の住民が飢えることに対して心配していた”と語った。

また、‘韓米同盟の展望’については、“在韓米軍は、南北統一以後も韓国国民が要求する限り駐屯し続けるだろう”と予想し、“在韓米軍の駐屯は、韓・米両国の共同の利益であるだけでなく、アジアの平和に大きく寄与するだろう”と強調した。

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更に、“李明博大統領は、対北朝鮮関係と韓米同盟の間で、中心をよく見いだしている”と評価し、“この数年間、韓米同盟が様々な紆余曲折を経たが、予定されている李明博大統領の訪米で、韓米同盟の堅固さが再度確認されるだろう”と予想した。

最後にパウエル元長官は、“北朝鮮の政権の未来を占うのは難しいが、金正日も人であるためいつかは死亡する”と言い、“金正日には息子が数人いるが、あまりよさそうには見えない”と言った。

この日の講演会には、300人余りの大学生と取材陣が詰めかけた。パウエル長官は1時間半、自身の20代と在韓米軍に勤務した時
のことを話しながら、参加した大学生たちに、世界化と世界の経済に関心を持ち続け、学習することを願うと語った。