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アメリカと北朝鮮が8日、シンガポールで3ヶ月以上遅延していた核プログラムの申告に対する解法を探るための会談を開き、かなりの部分で意見が調整されたと伝えられた。

6カ国協議のアメリカ側首席代表であるクリストファー・ヒル国務省次官補は8日、核申告の解決方法を導き出すための米朝首席代負?kの後の記者会見で、“良い協議をした”と述べ、“どれだけ良い協議だったのかはじきに分かるようになるだろう”と語った。

ヒル次官補は更に、“今日交わした話に対して、本国の訓令を受けることにした”と述べ、“うまくいけば北京でより多くのことを発表できるだろう”と付け加えた。

これに先立ち、金桂寛外務省次官も会談を終えた後、シンガポールの駐北朝鮮大使官邸前で記者たちと会い、“会談はうまくいったと言える”と語った。更に、“今回の合意に従い、とらなければならない行動が実現すると見える”と言った。

米朝は、プルトニウム関連事項は北朝鮮が正式の錐随曹ノ盛り込み、議長国である中国に提出して、UEPとシリアとの核協力疑惑は‘間接的に認める’方法で、両者だけが共有する非公開の了解覚書を通じて申告する‘分離錐吹f方式に合意したと伝えられた。

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これはアメリカが自らの理解事項を記述した後、北朝鮮がこれを適切な表現で受け入れる方法で、中国が1972年に米中間で締結された‘上海コミュニケ’を参考にして提案したアイディアだ。これによって、‘北朝鮮がウラン活動と核拡散活動に介入したということがアメリカの理解事項’と記述し、北朝鮮はこの内容に‘反駁しない’という内容が含まれると見られる。

特に、‘反駁しない’という第3次的な表現と関連し、アメリカ側は表現のレベルが高い‘認める(admit)’などを、北朝鮮は‘認識している(acknowledge)’か‘理解する(understand)’などの表現を主張し、この間神経戦が続いていたことが分かった。

この日の会談直後の、ヒル次官補と金外務省次官の肯定的な発言を聞くと、両者は最大の争点であるUEPとシリアとの核コネクション疑惑などに対する間接申告の方案に折衷点を見いだし、表現などもかなりの部分で意見の差を縮めたようだ。

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ただ、協議の内容を両政府に報告した後、訓令を受けることにして、最終的に両国の首脳部が決断することになる。

大統領選挙を控えた任期末のブッシュ政府としては、外交の成果が切実であるため、外交力と行政力を維持することができる8月以前に、北朝鮮の核廃棄問題の議論を終わらせようと、交渉を最大限早く進めようとしていると予想される。

したがって、今回の会談では譲歩できる最大限のものを提案した可能性が高い。実際に、最近アメリカ政府の官僚たちも、‘数週間以内に解決しなければならない’、‘これ以上待つことができない’と、‘時間’の重要性を重ねて強調していた。

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北朝鮮もテロ支援国リストからの削除とエネルギー支援など、政治、経済的実益を放棄するのが困難だったようだ。また、‘非核化の進展による段階別の支援’を明らかにした韓国政府からの人道的支援も期待することができる。

更に、6カ国協議の議長国である中国が、8月の北京オリンピックの成功に死活をかけているため、北朝鮮の核問題によって朝鮮半島周辺の状況が悪化することをはばかった点も考慮したと思われる。

このように、今回の米朝会談が肯定的な結果につながり、北朝鮮の核錐髄[置が取られれば、中国は直ちに6カ国協議の参加国の意見を集めて錐随曹フ提出をきっかけに協議を再開し、次の手順に移ろうとしているように見える。

だが、北朝鮮専門家たちは、核申告の問題が解決されて、北朝鮮の核問題がある程度進展しても、ある時点に到達したら再び歯止めがかかる可能性が非常に高いと指摘している。

“韓国の保守政権の手懐けに突入した北朝鮮としては、しばらく中国に頼るしかないため、8月の北京オリンピックが終わった後、6カ国協議に再度ブレーキがかかる可能性が高い”という分析である。その後、交渉過程を最大限分ける‘サラミ戦略’を駆使すると見られる。

しかし、核錐粋ネ後UEPとシリアの核協力疑惑に対する申告内容の解釈をめぐり、両者に葛藤が見られる場合、検証過程が難航する可能性もある。この場合、事実上非核化の第3段階である北朝鮮の核廃棄のロードマップに支障が生じることになる。

この2つの内容に対する北朝鮮の錐垂ェ不足していると判断されたら、アメリカ国内の強硬派が、テロ支援国リストからの削除を阻止するなど、反発も予想される。

このため、アメリカのブッシュ政府が、任期内に北朝鮮の核を解決するための推進力を維持したという成果は認められるだろうが、北朝鮮の核廃棄まで到達することは困難であると予想される。北朝鮮もブッシュ政府を第3段階の核廃棄の当事者と考えずに、最終的に‘朝鮮半島の非核化’は、次期政府に持ち越される可能性が高いというのが専門家たちの分析だ。

したがって、北朝鮮の核廃棄の第3段階のロードマップの作成も相当な困難が予想される。2003年に北朝鮮が認めた既存の核兵器などは、取り上げられてもいない状況だ。また、北朝鮮が軽水炉をまず提供しなければ交渉に出ることができないという立場を明らかにする可能性もある。

したがって、6カ国協議は部分的に再開されるが、北朝鮮の核の廃棄の段階に進むことができるかについては、もう少し見守らなければならないという慎重論が目立っている。