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アメリカ議会の上・下両院議員8人が19日、バン・キムン国連事務総長宛てに書簡を送り、現在北京の国連高等難民弁務官(UNHCR)の保護下にある脱北者17人が韓国に行けるように中国政府に要請してほしいと訴えた。

サム・ブラウンバック上院議員(共和・カンザス州)などの議員らがこの日、書簡を通じて“私たちは中国政府が、ほとんど2年間UNHCRの保護下にある脱北者たちに対する出国ビザを拒否している事実を非常に憂慮している”と述べ、バン総長に中国政府への説得を要請した。

議員たちは“中国国内で脱北者のために働いている人権団体によれば、脱北者たちは国連機関の下で保護されている間も、外部との断絶と孤立でかなりの精神的な苦痛を受けている”と指摘した。

議員たちはまた、“中国は難民の地位協定などによる義務条項にもかかわらず彼らを抑留する一方、他の脱北者を北朝鮮に強制送還して協約に違反している”と述べ、“現在約17人が北京の国連機関に滞在していると伝えられているが、UNHCRがこれ以上脱北者を受け入れないと言わない限り、オリンピック後まで抑留すると思われる”と指摘した。

更に、“バン総長は中国政府のこうした行動を受け入れることができないということをよく知っているだろう”と述べ、“UNHCRは現在、バン総長の支援と影響力が必要であり、中国政府が彼らを1日も早く国際法に従って出国させ、安全に韓国に定着できるように要請してほしい”と訴えた。