北朝鮮でガソリンが「日本超え」の異常価格 金正恩を襲う“燃料ショック”
市場に流れるのはその残余にすぎず、価格高騰はすなわち民生部門の燃料枯渇を意味する。トラック輸送費は上昇し、地方への物資流通は滞り、農機の稼働も制約を受ける。コメ価格や生活必需品の物価をさらに押し上げる悪循環が始まりかねない。
実際、市場調査では北朝鮮のコメ1キロが約3万ウォン、ガソリン1キロは7万6000ウォン前後とされる。庶民感覚では、そもそも燃料は生活インフラではなく「ぜいたく品」だった。今はその域をも突き抜けている。車を動かせるのは幹部層や外貨を持つ特権層に限られ、多くの市民にとっては高嶺の花だ。(参考記事:金正恩氏の「高級ベンツ」を追い越した北朝鮮軍人の悲惨な末路)
皮肉なのは、金正恩政権が軍事力強化を進めるほど、この矛盾が深まることである。
