キム・ハジュン統一部長官が13日、南北関係において最も重要なことは、北朝鮮の核問題の解決だと前提した後、北朝鮮の核問題を解決できる国はアメリカだけだと明らかにした。
キム長官はこの日、統一部の記者団との午餐懇談会で、”(北朝鮮の核の解決に)他の国も助けになるが、北朝鮮がアメリカとの関係改善を望み、(アメリカが)対北敵性国交易法の適用解除など、好意的なジェスチャーを見せることを希望している”と述べ、このように語った。
キム長官は盧武鉉政権が貫いた’北朝鮮の核問題の解決と南北関係の発展’という ‘ツートラック’接近と関連し、”南北関係は全体的な対外政策を見ながら行うしかない状況”と言い、”対外政策を無視して南北関係を導くのは困難”と、立場の変化を明らかにした。
韓米同盟と南北関係の優先順位については、”韓米関係が強化されるほど、アメリカに対しても多くの話ができ、アメリカが以前は聞き入れなかった話も韓米同盟を考え、更に聞き入れる可能性があるだろう”と述べ、”韓米同盟と南北関係は別々に進むのかどうなのかというが、韓米関係が発展したら、南北関係も側面からの支援を得ることができる部分が多い”と説明した。
更に、”そうした点から私たちが全てを南北関係を中心に行うよりは、全般的なことを考慮して進み、時が来たり、必要だと考えれば果敢により包容力ある姿勢で(北朝鮮に向かって)進む”と語った。
人気記事:「女性16人」を並ばせた、金正恩“残酷ショー”の衝撃場面また、”李明博大統領の’非核.開放.3000’(北朝鮮が核を廃棄して改革.開放に出れば、10年以内に北朝鮮の国民所得を3000ドルに引き上げるという国z)を見ると、’3000’が最も重要だと考える”と明らかにした。
また、”北朝鮮が’3000’を願うのであれば、納得できる措置をとらなければならないのではないか”と言い、”北朝鮮が行間の意味をよく読んで積極的な姿勢をとれば、心の扉を開いて(私たちは)より積極的に出ることができる”と明らかにした。
キム長官は更に、”全体的な対外関係の中で南北関係を見ることになるだろうが、相手(北朝鮮)が私たちに対して過去のような態度をとるのか、それとも他の態度をとるのか見守る”と付け加えた。
人気記事:「女性16人」を並ばせた、金正恩“残酷ショー”の衝撃場面一方、この日懇談会に参加した統一部の当局者が、対北人道支援の方針と関連し、”純粋な人道レベルの対北支援は、北朝鮮の食糧と肥料の状況を考慮して支援が必要だという方向”であると述べつつも、”北朝鮮に要求し続けたが、国民が期待する水準の分配の透明性を確保することが必要”と明らかにした。
対北支援と人権問題を連携させる問題については、”分配の透明性が確保される限り、条件を付けずに推進するのが妥当”と言い、”北側も人権、国軍捕虜、拉致被害者、離散家族問題に関して、韓国国民の期待にふさわしい呼応が必要だと考える”という原論的立場を明らかにした。
大規模な人道支援については、”北朝鮮の核の進展と北朝鮮の態度の変化を見て総合的に検討する”と付け加えた。’大規模支援’という表現について、正確な数値の説明はなかった。
人気記事:「女性16人」を並ばせた、金正恩“残酷ショー”の衝撃場面特に、国軍捕虜と拉致被害者問題についてこの当局者は、”国家の責務という次元で解決することが基本原則”と述べ、”実質的な解決のために、実用的姿勢で推進する”と語った。また、”北朝鮮が国軍捕虜や拉致被害者問題を否認する状況を考慮して、北朝鮮の呼応を誘導する方案も多角的に検討する”と説明した。
統一部はこの日、脱北者問題について”韓国に行くことを希望する脱北者全員の受け入れ ▲北朝鮮からの脱出を誘導、助長しない ▲本人の意思に反する強制送還を防止して、滞在国内での条件の改善のために外交努力を続ける ▲韓国に定着した脱北者の早期定着と自活能力に重点を置いた、インセンティブ定着支援制度の推進”という基本原則を提示した。